「大つけ麺博」が1杯500円に切り替えたワケ 熱狂するラーメンイベントに漂う不満と役割

東洋経済オンライン / 2017年10月13日 8時0分

「大つけ麺博 大感謝祭」では、さまざまな種類のつけ麺やラーメンが楽しめる(写真:筆者提供)

新宿駅東口を出て大久保方面に徒歩で5~10分前後。西武新宿駅からほど近い大久保公園で「大つけ麺博 大感謝祭」が、11月1日まで連日開催中だ(原則11:00~21:00、店舗入れ替え日の10月4日、11日、18日、25日は11:00~15:00)。

「大つけ麺博実行委員会」の主催により、今年は9月28日から始まったイベントである。開催期間を「第1陣」から「第5陣」までの5週間に分け、それぞれの期間に9店ずつ計45店が出店。その名のとおりのつけ麺はもちろん、さまざまな種類のラーメンを来場者に1杯500円で振る舞っている。

■ここ数年でラーメンイベントが激増

このようなラーメンにまつわるイベントが近年、全国各地で盛んに開かれている。10年前までは数えるほどしかなかったラーメンイベントだが、ここ数年で激増した。その数は1年で80に上るともいわれている。肉やビール、カレー、B級グルメなど、さまざまな食のイベントが展開される中でも目立つ動きの1つだ。

「ラーメンデータベース」によれば、この9月、10月だけでも以下のラーメンイベントが開かれている。

東京ラーメンショー 2017
大つけ麺博 大感謝祭
ラーメン女子博 in大阪 2017
ラーメン女子博in名古屋 2017
HOKKAIDOラーメン祭り2017
第7回 麺-1グランプリ in 館林
仙台ラーメンフェスタ2017
会津ラーメンショー
つくばラーメンフェスタ2017
関西ラーメンダービー2017
とんこつラーメン誕生祭
第11回北陸ラーメン博
酒田のラーメンexpo2017
ラーメンWARS 麺下統一八千代の乱
第十回 とびっきり!静岡ラーメンフェスタ
Koboパーク宮城 秋の麺まつり
岩手ラーメンフェスタ2017 in イオンモール盛岡

年齢層や性別も選ばず、どんな世代にも愛されるラーメンはフードイベントにはぴったりのコンテンツといえる。

全国のおいしいラーメンが結集するラーメンイベントは、ファンにとって普段食べられないメニューに出合えるチャンス。参加するラーメン店もイベントをきっかけにお店の名前を売る絶好の機会となる。双方のニーズが合致しておのずとイベントの数も増えていくという構造だ。

■複数店舗のメニューを楽しんでもらう

一方、来場者の視点で見ると不満の声もある。イベントで出されているメニューの価格と量のバランスだ。

「ラーメンイベントのラーメンは値段が高い」という指摘は少なくない。平均すると1杯当たり800~850円というのがラーメンイベントで出されるメニューの価格の相場だ。

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