老後に「毎年取り崩せるおカネ」はいくらか 「老後設計の基本公式」を使えば3分でわかる

東洋経済オンライン / 2017年10月22日 7時0分

「老後設計の基本公式」で計算すれば、誰でも3分で「老後に使えるおカネ」が「見える化」できます(写真:よっし/PIXTA)

ファイナンシャルプランナーの筆者のところに相談に来る顧客(メール含む)は、30~50代の方が多くを占めます。しかし、実はその後「相談者の両親」が「子どもから聞いたのですが、相談に乗ってくれますか?」と事務所に来ることがよくあります。

現役世代の顧客に対しては、経済評論家の山崎元さんと筆者が共同で考えた「人生設計の基本公式」を使って家計の見直しをしています。「人生設計の基本公式」とは、「働いている間に手取り年収の何割を貯金すべきか」という必要貯蓄率を計算することが、おおもとになっている計算式です。連載でも毎回のように触れていますが、これについては「あなたは65歳までにいくら貯めればいいのか」をお読みになるとすぐにわかりますので、ぜひ読んでみてください。

■今から「老後に取り崩せる金額」を知ろう

一方、「リタイア間近」あるいは「すでにリタイアしている」方には、「これまで積み上げた資産をいくらくらい、どのように取り崩したらいいのか」という相談への答えを出すことになります。ここでいうリタイアとは、いわゆるフルタイムで働かなくなった、というくらいの意味です。

そこで今回は、老後に取り崩してもよい金額を求める「老後設計の基本公式」という新しい考え方をご紹介し、老後資産の取り崩し方についてお話ししたいと思います。もちろんこの式は、現役時代から、「リタイア後にいくら資産を取り崩してもいいのか」を知っておくのにも使えます。また後述しますが、リタイア後でも仕事をして収入を得る場合は、その分が加味できるようになっています。

たとえば、今50歳の人が仮に65歳をリタイアと決めたら「あと15年」ということになりますが、この「老後設計の基本公式」を使ってシミュレーションをすることで「おお、順調に準備ができているな」と安心するのもよし。逆に「これではおカネが足りない!」としみじみ感じたら、行動に移すといいでしょう。

では、さっそく「老後設計の基本公式」を見てみましょう。以下、アルファベットや数式が出てきますが、一見難しく見えるだけで、眺めていれば大丈夫。なので、安心して読み進めてください。

「老後設計の基本公式」では、老後期間全体を通じて資産から平均的に取り崩すことができる額(d)を計算します。前述の山崎元さんが、マネー相談事例等を参考に、リタイア後の資産の取り崩し方について、誰でも一発で答えが出るよう、考案したものです。

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