ボルボ「XC60」に並み居る日本車が負けた理由 日本カー・オブ・ザ・イヤー17-18選出の裏側

東洋経済オンライン / 2017年12月12日 14時31分

今年はボルボ「XC60」が制した(写真は日本カー・オブ・ザ・イヤー公式サイトより)

12月11日、今年の「年クルマ」を選出する「日本カー・オブ・ザ・イヤー(略称:COTY:Car of the Year Japan)2017-2018」の最終選考会が行われ、ボルボ「XC60」がイヤーカーに選ばれた。COTYは1980年から開催されているが、輸入車の受賞は2013年のフォルクスワーゲン(VW)「ゴルフ」以来、2度目となる。

■XC60はボルボの3割を占めるヒットモデル

ボルボ「XC60」は10月16日に発売されたばかりの新型クロスオーバーSUVだ。2008年の初代登場以来(日本での導入は2009年)、世界累計で約100万台が売れているヒットモデル。現在ではボルボの世界販売台数の約3割を占める。排気量2000ccのガソリン、ディーゼルエンジン、電気モーターを組み合わせるプラグインハイブリッドの3タイプをそろえる。車両本体価格は599万~884万円という高級車である。

今年のノミネート車両は2016年11月1日から2017年10月30日までに国内で発表/発売されたモデルで、自動車メディアを中心に構成されるCOTY実行委員会が選任した60人の選考委員によって、1次選考で選出された10台のモデル(10ベスト)を対象に採点を実施。ちなみに採点には以下のルールがある。

1 持ち点は25点

2 最も高く評価した1台に10点を入れる

3 残りの15点を4台に配点する(ただし9点以下)

その最終結果が下記である。

1位 ボルボ「XC60」 294点

2位 BMW「5シリーズセダン/ツーリング」 242点

3位 トヨタ「カムリ」 232点

4位 スズキ「スイフトシリーズ」 210点

5位 ホンダ「N-BOX/N-BOXカスタム」 189点

6位 レクサス「LC」 115点

7位 アルファロメオ「ジュリア」 89点

8位 マツダ「CX-5」 83点

9位 シトロエン「C3」 35点

10位 フォルクスワーゲン 「ティグアン」 11点

COTYの歴史を振り返ると、これまで上位2台が僅差の争いを行うことはあったが、複数台で接戦になった例は恐らく初めて。選考会ではランダムに選考委員の採点が読み上げられ点数を加算していき、例年では比較的早い段階で「これは決まりでしょう!!」という流れになるのだが、今年は最後の最後まで「いったいどうなるの?」といった状況だった。

近年まれにみる混戦の理由の1つとしては、「航続距離大幅アップ」と自動運転技術「プロパイロット」を武器に2代目に進化した日産自動車のEV(電気自動車)「リーフ」が、完成検査問題を受けてCOTY選考対象から辞退したことも大きかったのも事実である。

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