38歳独身堅実女性が「赤字地獄」に陥るワケ 優等生ほど人に言えない悩みを抱えている

東洋経済オンライン / 2018年1月14日 8時0分

30代の独身女性で仕事もしっかり、生活も堅実なのに貯金ができない。実は「優等生」ほど、悩みを抱えこむケースが少なくない(写真:zon/PIXTA)

今回、私たちファイナンシャル・プランナーの事務所に「おカネの相談」に来たのは、38歳の独身女性E子さん。E子さんは、大手メーカーに勤務する正社員で、年収は500万円程度です。清楚な外見で、お話をしていても「しっかり者」という印象のE子さんでしたが、悩みは意外にも「まったく貯蓄ができない」というものでした……。いったい何が原因だったのでしょうか?

さっそく読者の皆さんと考えていきたいと思います。

■基本は3食自炊。なのに貯蓄できない原因は…

E子さんのお話を聞いてみると、途中までは「第一印象」のとおり、まさに「しっかり者」でした。ほとんど外食はせず、基本は「3食自炊」。衣料品などの買い物もネットショッピングを利用して安く購入しているとのこと。無駄遣いもほとんどせずに堅実に暮らしているようでした。それなのに、意外なことに貯蓄がまったくできず、月によっては、なんと貯蓄を取り崩しているというのです。

「こんなに堅実に暮らしているのに不思議!」と思い、さらにお話を聞いてみると、「離れて暮らす母からのおカネの無心がすごいんです……」とのこと。

聞けば、地方で暮らすE子さんのご両親は、ともに団塊の世代である70歳で年金暮らし。普通に生活はできているものの、住宅ローンも残っており、両親の年金だけでは、生活にゆとりはありません。さすがに「ご両親だって、貯蓄はそれなりにあるのでは?」と思いきや、母親の派手な性格が災いして、貯蓄も数百万円程度しかないそうです。

母親は、父が現役で働いていた時代のぜいたくざんまいの生活が忘れられず、「お友達と旅行に行くから」「家電を買い替えたいから」と、ことあるごとにE子さんに無心してくるとのことでした。両親あるいはどちらかの親がこうした要求をしてきたら、皆さんはどうしますか?

E子さんの場合、両親の住宅ローン代の一部に加えて、母親の要求に応じると、なんと少なくとも毎月10万円、多い月だと15万円程度の仕送りをすることになってしまうそうです。一方で、E子さんの毎月のお給料は手取りで30万円程度ですから、いくらE子さんが堅実に暮らしていても貯金できるはずはありません。

ここまでお読みいただいて、おそらく、ほとんどの読者の方が「病気などではないのだから、母親の要求なんて無視すればいいのに。バッカじゃないの!」と思ったのではないでしょうか。

■ほとんど「マザハラ」? 優等生ゆえに「母の支配下」に

東洋経済オンライン

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング