「米国帰りの41歳女性」が婚活で苦労する理由 仕事に対しては強気でガンガンいけるのに…

東洋経済オンライン / 2018年3月22日 12時2分

仕事に対しては強気だが、恋愛になると驚くほど弱気に(写真:polkadot / PIXTA)

「私、自己肯定感が低いから婚活をしてもうまくいかないし、今こんなに苦しんでいるんだと思うんです」

面談に来た清水ありさ(41歳、仮名)は、うつむきながら言った。スラリと痩せていて服装も髪型のセンスも都会的、自立したバリキャリ風の美人だ。

自己肯定感とは、自分の存在意義や価値を認められる感覚のこと。以前このコラムで、婚約破棄をされた男性のことを、“女性から三行半をつきつけられたのは、自分に自信が持てず、不安から彼女の前でマイナスな発言ばかりをするようになったのが原因の1つ”と書いた(40歳「婚活男性」がどん底まで落ちた深刻事情)。彼の自己肯定感の低さがそうさせてしまったのではないかと、私が分析をしたのだ。

その記事を読んだ彼女が、自分の婚活がうまくいかないことと重ね合わせて、私を訪ねてきた。

■自己肯定感の低さは、生い立ちが原因

ありさは、留学経験があり、数年前までは米国で働いていたという。帰国した現在も英語を使う仕事をして、生計を立てている。
 
「仕事に対しては強気でガンガンいけるんです。自分でこの道を切り開いてきたという自負もある。ところが、いざ恋愛になると驚くほど弱気になって自信がなくなってしまうんですね。友人に『仕事のときとは別人だよね』って、よく言われます」

彼女は、恋愛に弱気なのは自己肯定感が低いからで、そんな自分になったのは“生い立ち”に起因するのではないかと言った。

「幼い頃、父が海外に単身赴任をしていて、ほとんど母子家庭のような状況の中で育ったんです。2人姉妹なんですが、妹には健康面のトラブルがあって、母が妹にかかりきりだった。私は長女だったし、母に迷惑をかけまいといつもいい子を演じて、心配させないようにしてきました」

子どもの頃から、いつも優等生。優等生は一見自己肯定感が高そうに思えるのだが、優等生ほどつねに人の目や評価を気にしている。また、いつも他人と自分を比較して、自分のほうが優秀でいたいと頑張りすぎてしまう。実は内面では疲れているし、不安がつきまとっている。優等生ほど自己肯定感が低いというのが、専門家の見立てだ。

ただ、優等生は努力家なので、勤勉に勉強し、仕事を頑張り、それに見合った結果を出している人が多い。そこは誇らしいと思っているし、自信がある。ところが恋愛に関しては、そうはいかない。努力するほどに手痛いしっぺ返しを受けることもある。思うとおりにいかないと、それが自信のなさと恐怖心につながっていくのだ。

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