「モラハラ夫」と離婚した38歳専業主婦の決断 最初はおカネがなくても、必ず離婚はできる

東洋経済オンライン / 2018年5月20日 6時0分

モラハラされているのに気がつき離婚をしたいが、おカネのことが心配です(写真:プラナ / PIXTA)

今回、私たちファイナンシャル・プランナーの事務所に「おカネの相談」に来たのは、38歳専業主婦B子さんです。B子さんは、公務員の夫と2人暮らし。B子さんは、物腰の柔らかいとても女性らしい方で、素敵な奥様といった印象でした。しかし、ご相談内容は、「結婚10年目にして夫からモラハラされているのに気がついた。離婚したいけど、おカネのことが心配で……」というシビアなものでした。早速、詳しくお話を聞いてみることにしました。

■結婚10年目、やっと気づいた夫からのモラハラ

B子さんは、今から10年前の28歳の時に公務員の夫と結婚。以来、たまに近所で短期間のパートのようなものはやっていましたが、基本的には専業主婦生活を送っていました。そんなB子さんの悩みがモラハラだというのです。「今さらと言われそうですが、結婚10年目にして認識したんです」と深刻そうです。しかし「専業主婦の自分には経済力はないし、現実的に離婚できるのか……」というのです。

モラハラといえば、少し前に芸能人の三船美佳さんと高橋ジョージさん元夫妻の離婚で話題になりましたが、そもそもモラハラとは、「モラルハラスメント」の略で、精神的暴力、精神的虐待のことです。加害者は、言葉や態度によるいやがらせを繰り返し、被害者に大きな不安や苦痛、恐怖を与えます。ここで問題なのは、肉体的な暴力ではなく、精神的な暴力なので、本人も周りも気がつきにくいことがある、ということです。

ただB子さんは、「実は結婚当初から夫といると緊張することが多く、どこか違和感があった」と言います。そんなB子さんが夫からモラハラを受けていると気がついたきっかけは、友人の離婚でした。

B子さんの友人も夫からモラハラを受けていたのですが、友人の話を聞くにつけ、「私と同じだ!」と思ったそうです。しかし「家庭のことを、親戚にも友人にも話してはいけない」とつねに夫から言われていたので、友人に自分の状況を話すことはできませんでした。B子さんは友人と話をした後、すぐに図書館に向かい、モラハラに関する本を読み漁ってみたところ、長年抱いてきた「違和感の謎」が解けたそうです。

そこで、B子さんが夫から受けていたモラハラ行為を聞いてみると、結婚して以来、ことあるごとに、夫から「お前は本当にバカだ、何をやらせてもできない」と言われているそうです。また何時間もしつこく説教されたり、問い詰められたり、時には反省文を書かされたりしたとのこと。さらに「夫の機嫌が悪いと家から締め出されて中に入れない」「実家や友人、アルバイト先の同僚などとの付き合いを制限される」「アルバイトそのものを制限される」「外出する際は、許可が必要」などということもしばしばあるのだそうです。

■モラハラなのに、意外に気づきにくい理由とは?

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