くら寿司「ハンバーガー」で打倒スシローなるか 「フィッシュ」と「ミート」の2種類を3月発売

東洋経済オンライン / 2019年3月1日 18時0分

くら寿司が発売する「KURA BURGER フィッシュ」(右)と「KURA BURGER ミート」(左)。あわせて1カ月で100万食が販売目標だ(記者撮影)

回転ずしチェーン「無添くら寿司」が、またもや“意外すぎる商品”を世に出した――。

3月1日、くら寿司は回転ずし業界で初めてとなるハンバーガーを発売する。今回売り出すのは2種類のハンバーガー。「KURA BURGER フィッシュ」は国産天然魚を100%使用した魚肉の自家製パテに、テリヤキソースやマヨネーズで味付けをし、タマネギの天ぷらやサンチュをバンズでサンドした。もう1つの「KURA BURGER ミート」は独自ブレンドで仕上げたパテを使用し、シンプルなケチャップベースのソースやマヨネーズなどをバンズで挟んだ商品。価格はいずれも250円(税抜き)という設定だ。

「今回のハンバーガーは構想から5年をかけた商品。ハンバーガーは回転ずしよりも市場が大きく、チャンスがある」。くら寿司を運営するくらコーポレーションの田中信副社長はそう強調する。

■ハンバーガー開発のきっかけは?

くら寿司といえば、これまで回転ずしチェーンらしからぬ商品を次々と世に出してきた。2012年のラーメンを皮切りに、酢飯とカレーを合わせた「すしやのシャリカレー」や、必須アミノ酸などが入った体に優しい「シャリコーラ」、初の洋食メニューとして「カルボナーラ スパらッティ」という商品も投入した。

サイドメニューの導入当初は「あまりにも奇抜すぎる」という声が業界内から出ていたものの、今や回転ずし業界のサイドメニューは消費者の中ですっかり定着。競合他社も追随するなど、「サイドメニューといえばくら寿司」という点は自他ともに認めるところだ。

当然、くら寿司にとってはサイドメニューが業績の牽引役にもなっている。同チェーンの総売り上げに占めるサイドメニューの割合は30%と、競合の「あきんどスシロー」より10%ポイントほど高い。そんなくら寿司が今回、満を持して投入したのがハンバーガーということなのだが、なぜ数多ある商品の中から、ハンバーガーを発売するに至ったのか。

きっかけとなったのは、くら寿司が2014年から取り組む「天然魚プロジェクト」だ。同プロジェクトは魚を一船丸ごと買い付けて、産地直送の国産天然魚を店舗で提供するというもの。ただ、買い付けた魚の中には身が小さくて使えない魚などが6割出ていたという。

こうした使えない魚をすべて使おうということで、昨年からアラや骨を魚粉にして魚の餌にしたり、骨の周りの身をねり天やコロッケにして提供してきた。

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