卒業間際で決まる「かけこみ内定」逆転シナリオ 応募からわずか1週間で内定を得た学生も

東洋経済オンライン / 2019年3月2日 8時20分

大学4年生が4月までに内定を得ることは可能なのか (写真:SAMURAI/PIXTA)

深刻な人手不足、採用難が叫ばれる中で、就活生にとってはバブル時代を思わせる超売り手市場が続いている。政府が集計している就職状況を見ても、希望すれば100%近い学生が就職できる環境だ。

しかし、それでもいまだに内定が取れずに苦労している就活生がいる。いったいどうしてだろうか、何か原因があるとしたらそれは何なのか、そして、4月入社に間に合わせるために、これからでもできることはないのか。今回は、かけこみ内定を獲得するための「逆転のシナリオ」をまとめた。

厚生労働省と文部科学省が発表している「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」によると、2018年3月卒業の大学生の4月時点の就職率(の調査)は、調査開始以来最も高い98.0%となり、希望者のほとんどが就職できる環境であることを証明した。

しかし、そんな好環境でもなかなか企業の内定がもらえない就活生がいる。いったいどうしてだろうか。都内のある大学のキャリアセンター職員に聞くと、「どうしても就活に前向きになれない学生が毎年一定数存在する」と言う。

■ギリギリまで就活に取り組めなかった学生も

組織論でよく言われる「2・6・2の法則」は就活にも当てはまるようだ。就活に対するモチベーション別に、「就活に前向きな20%」「就活のモチベーションは普通の60%(さらに細かく30%+30%と区別することも)」「就活に後ろ向きな20%」に分けることができる。

ただし、内定が取れずに過労するのは、就活に後ろ向きな20%だけとは限らない。別の大学のキャリアセンター職員は、「研究活動に没頭してどうしても就活に取り組めなかったという理系学生や、成績次第では卒業できない可能性があったが、卒業できることがわかって大慌てで就活をスタートする学生もいる」と言う。

いずれにせよ、就職したいという確かな意志が本人にあれば、残された日数は少ないとはいえ、まだ4月入社に間に合う可能性はある。前述の就職内定状況調査では、2月1日時点で91.2%だった就職率が、4月1日には98.0%と、7ポイント近くアップしている。就職希望者を30~40万人程度と仮定すれば、卒業までの2カ月で2~3万人がかけこみで内定を獲得しているのだ。

求人もある。就職情報サイトには、まだまだ多くの企業が採用情報を掲載し、エントリーを受け付けている。「マイナビ2019」を検索してみても、ソフトウエア、情報処理、福祉サービス、陸運、生命保険、外食・レストラン、アミューズメント、リース・レンタル、設備工事、印刷・印刷関連、商社、教育といった幅広い業種の掲載が出ている。

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