日経平均株価の「上値の壁」はいくらなのか アメリカの株価に追随する形でまだ上昇?

東洋経済オンライン / 2019年3月6日 7時50分

早咲きの桜は場所にもよるがいまごろが見ごろ。日本株も3月に咲いてくれるだろうか(写真:aki/PIXTA)

日本株は今後も上昇が見込めるのだろうか。日経平均株価は2018年の下げ幅に対し、なんとか5割(半値)水準を回復した。一方、NYダウはすでに最高値から8割超も回復しているが、例年春にかけて強含みの傾向もある。ということは、日本株はさらに戻り余地があるのか。テクニカル面から今後の見通しを探ってみた。

■アメリカ株の「4月相場」は13年連続で上昇中

前回(2月20日)のコラムでは、「上海株の3000ポイント回復も」と述べた。足元で上海総合指数は急伸。2018年の高値から2019年安値までの下げに対しての「半値戻し水準」である3011ポイントも上回ってきた。3月5日から第13期全国人民代表大会が始まった。伸びが減速しつつある中国経済に対し、追加的な個人の所得減税や公共投資の拡大等の景気刺激策を講じるか注目される。閉幕する15日には外商投資法を採決する。これは海外企業の技術について、中国への強制移転を禁じる法案だが、どう着地するのか。最終日の李克強首相の会見にも注目が集まる。

3月下旬には米中首脳会談が開催される予定だ。多くの課題が残るものの、「アメリカは追加関税の引き下げも検討している」などといった憶測もあり、合意へ向けて期待は継続している。足元のNYダウは一時2万6000ドルを回復、あと800ドル近く上昇すると、過去最高値(2万6828ドル、終値ベース)を更新する状況だ。なお、あくまでも過去のデータに過ぎないが、2006年以降におけるNYダウの4月相場は13年連続高となっている。また俗に「セルインメイ」(5月に株を売れ)といわれる5月相場でも、実は直近6年連続高と堅調だ。仮に、米中首脳会談で両者が歩み寄れば、例年通りNYダウが春ラリーにつながる展開も想定される。

では、一方の日本株はどうだろうか。前出のように、日経平均は2018年の下げ幅に対してなんとかと半値戻し(2万1713円)水準を回復してきた。投資家の心理は「やれやれ、ひと安心」が本音だろう。では、半値戻しの先はどうなるか。詳しく見てみよう。

テクニカル面では、需給好転のシグナルが点灯している。短期線が中期線を上抜くゴールデンクロスとなって、もう一段戻りを強める展開が想定される。戻り余地としては、長期投資家の損益分岐点といわれる200日線や下げ幅に対する3分の2戻し水準のある2万2000~2万2500円前後も期待できそうだ。

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