1カ月検証!キャッシュレス決済はトクなのか クイックペイやLINE Payをフル活用の結果…

東洋経済オンライン / 2019年3月19日 7時50分

とはいえ、現状では仕方がない。利用する店ごとに使える決済手段は違うし、「ここではどの決済方法がいちばんオトクなのか?」と考えてしまうと、使うツールもその都度変わる。たとえ、1つに絞っても、別の決済ツールで高還元率キャンペーンが展開されれば迷わされるのが人情だ。

ポイント還元率にも落とし穴がある。たとえ率が高くても、払った金額が小さければ還元されるポイントも小さい。ドラッグストアで1000円程度の買い物をして、還元されるのは3.5%なら35円。つまりは、たくさんお金を使うタイプの人ほどメリットがあるが、節約派にとっては手にできるオトク度は小ぢんまりとしたものなのだ。

消費増税になる10月以降は、短期的かもしれないがポイント還元での大盤振る舞いも予想され、今の計算よりはオトク度は少し増えるかもしれない。しかし、目先の還元率に目を奪われ、決済ツールをバラけさせてしまうと、今回の検証と結局同じになってしまう。決済ツールをなるべくまとめることがオトクへの道だろう。

なんでも航空券のマイルにしてしまう、マイル教の人がうらやましい。マイルだけが目的で、目移りせず一途に修行に励めるのだから。いったん帰依したら、そのトクの神を信じ抜くことができる人が、キャッシュレス社会を生き残っていけるような気がした。

松崎 のり子:消費経済ジャーナリスト

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