就活「採用プロセス」で企業の選考方針は読める 人気企業の「長い選考待ち」は当落線上の印?

東洋経済オンライン / 2019年3月27日 8時0分

3月1日の合同説明会(リクナビLIVE)の様子。就活解禁から1カ月、すでに選考を始めている企業も多い。その採用のプロセスはどう進むのか (撮影:尾形文繁)

多くの就活生は、就職活動の応募から内定に至るまでの「採用プロセス」を気にしていると思います。そこで、今回、その採用プロセスの実態を書きたいと思います。

そもそも各企業によって採用プロセスは異なります。一般的に、企業の人気(集まる学生の数の多さ)と、その企業が採用しようとする人材のレベルによって、大きな違いが出やすくなります。

まず、人気企業の選考は、

エントリーシート(ES)提出 → 筆記試験・適性検査・WEBテストなど(以下すべて含めて「適性試験」と表現) → 会社セミナー → グループ面接・グループディスカッションなど(以下すべて含めて「グループ選考」と表現) → 面接(複数回)→ 内定

という形で進むのが主流です。ES提出、適性試験で足切りをしてから、直接会える場を用意するのです。人気企業は、希望者全員と会うとなると、会場も対応できる人数も足りなくなります。そこで、できる限り最初の段階で、採用することがまずない、一定の能力に達していない人を足切りにし、直接対応できる人数を限定するのです。

■学力や学歴で直接会う人を絞る

さらに、適性検査やWEBテストには費用がかかるので、ES提出の時点で、大学名によるフィルターをかけて選考する企業もあります。大学受験レベル相応の筆記試験を用意し、学力選考をする企業もあります。

当然、ESを1つ1つ丁寧に読んでいる企業の方が多いとは思いますが、いずれにしても人気企業を狙うには、まず一定レベルの大学に入学していないと、その企業と直接接点を持つことさえも難しいのが現実です。どのレベルの大学までが選考対象になるのかは、直近数年で入社した人の大学名を調べてみれば、おおよその予測は立てられます。

「人気企業に入るためには大学を選ぶところから勝負が始まっている」という現実を、就職活動を意識する頃になって初めて知る大学生が多くいることに、私は、いろいろな問題を感じています。しかし、将来はともかく、今、そうした現実があることを受け止める必要があるでしょう。

人気企業は、一定の足切りをしても、多くの学生が選考に残る形となりますので、そこからまた一定の数を絞るために、グループ選考を実施するのが一般的です。さらに、人気企業に受かるためには、グループ選考で選んでもらえるためのスキルや準備をしておくことが必須となります。

グループ選考では、「あえて自分が自分がと前に出ず、周りを気配りするようなふるまいをすることが重要」など、噂がいろいろあるようですが、選考基準は企業によって違うため、表面的なテクニック的なことを覚えるよりも、その企業の先輩社員たちが、「この人材と一緒に働きたい! と思える人とはどんな人か」ということを考え、身なり、表情、話し方、話す内容をアウトプットすることが重要だと思っています。

■内定者数の調整目的で面接を重ねる企業も

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