東京ー大阪「片道2160円」破格レンタカーの正体 あまり知られていない移動手段を見てみる

東洋経済オンライン / 2019年4月22日 7時20分

トヨタレンタカーの「片道GO!」は、なぜ低価格でサービス提供できるのだろうか?(makaron*/PIXTA)

東京から関西までどのような手段で移動しているだろうか。最も一般的なのは新幹線だろう。なかには航空機という人もいるだろうし、節約派なら夜行バスという選択肢もある。

だが、レンタカーを利用するという人はあまりいないのではないだろうか。とくに片道利用ともなれば距離が遠いだけに乗り捨て料金は膨大な金額となる。

仮に2019年5月中旬で24時間コンパクトカーをレンタルする場合の金額を楽天トラベルで検索してみた。すると最安値となったのがニッポンレンタカーで基本料金が5616円。それに乗り捨て料金3万7800円が加わり、トータル4万3416円。気軽に利用できるような金額ではない。

■トヨタレンタカーの「片道GO!」とは

ところが、トヨタレンタカーが興味深いサービスを行っている。その名も「片道GO!」。関東と関西の間でレンタカーを利用し、到着地で乗り捨てするにもかかわらず、24時間以内で2160円(税込)、48時間以内で4320円(税込)という低価格で利用できるというものだ。この金額に乗り捨て料は含まれているので、前述した通常のレンタル代と比較すると驚異的に安いといえる。

非常に安いだけに利用には制約がある。

まず、借りる日程と借りる店舗と返す店舗はあらかじめ決められている。例えば4月10~13日の間に、池袋西口店(東京都)で借り、トヨタレンタリース大阪のいずれかの店舗で返却といった具合である。対象となる日付も最大で1週間ほど先までなので、前もって予約を確定することはできない。

車種や喫煙・禁煙の種類もあらかじめ決まっている(チャイルドシートは利用不可)。ただし、ざっと見たところ7人乗りなどの大型の車が比較的多い。

トヨタ自動車によれば、このサービスは2019年1月28日からトライアルで始められたもので、これまでのところ「予想以上のご利用をいただいている」という。当面はトライアルという形だが、ホームページに利用可能な日程が掲載されるかぎりは今後も利用できそうだ。

なぜ、こうしたサービスが始まったのだろうか。これまで乗り捨て利用をした場合、有償で車を出発店へ回送していた。そのため、返却までに時間を要し、その輸送期間中には貸し出しをすることができない。

そこでこの回送を客が代行する代わりに格安で利用できるのがこの「片道GO!」のサービスというわけだ。

これまで公開された「片道GO!」の利用可能区間をみていると、関西空港発が少なくない。これはインバウンド客が東京から関西へいわゆるゴールデンルートを移動し、関西空港から出国したものと推察される。

■賢い利用方法は?

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