東京ー大阪「片道2160円」破格レンタカーの正体 あまり知られていない移動手段を見てみる

東洋経済オンライン / 2019年4月22日 7時20分

この「片道GO!」はどのように利用するのが賢いのだろうか。1つは大人数での利用である。例えば東京から大阪へ移動する場合、新幹線(普通車指定席)であれば合計1万4450円が必要となる。

これが「片道GO!」であれば、

レンタカー代 2160円(24時間)
高速代 東京~豊中 8280円(休日割引)
ガソリン代 燃費1リットル当たり10㎞
1リットル150円と仮定して 500㎞ → 50リットル → 7500円

計1万7940円となる(このほかにレンタカーの貸出店舗に行く交通費などが必要)。

所要時間は5~6時間と新幹線よりもかかるが、費用としては2人以上なら安くあがる。荷物が多い場合、目的地が駅から遠い場合などにはかなり利用価値が高いのではないだろうか。

レンタカーの最大の魅力はルートを任意に設定できることだ。その意味でいうと、単に高速道路を移動するのはややもったいないともいえる。「片道GO!」の利用時間は最大48時間なので、東京から軽井沢・金沢経由で京都に行ったり、大阪から伊勢神宮・伊豆半島などを旅しながら東京へ行ったりするなど、多彩な利用法が考えられる。

このほかにも関東と関西を安く移動する方法はいくつかある。その1つが、人の車に便乗させてもらうという手段だ。それが「notteco(のってこ!)」という長距離ライドシェアのサービスだ。

■ライドシェアとは?

ライドシェアとは、要は自家用車で移動する際に余った席を人に乗せるというもの。日本ではまだ十分に普及しているとはいいがたいライドシェアだが、一部のヨーロッパの国では、経路検索をすると、鉄道やバスと並列して表示されるくらいポピュラーなものとなっている。

関東と関西の移動は3000~5000円程度が相場となっているようだ。もちろん自家用車の利用なので、待ち合わせ場所・乗る人との相性その他もろもろ公共交通機関と同じというわけにはいかないが、選択肢としては面白いのではないだろうか。

ちなみに2017年5月に経済産業省はライドシェアについての道路運送上の取り扱いについて「中長距離相乗りマッチングサービスに係る道路運送法の取扱いが明確になりました」というリリースを配信しており、違法でないことが明らかとなっている。

乗り捨てサービスも相乗りもちょっと……という人におすすめなのが、「サンライズ瀬戸・出雲」を使う方法だ。東京と山陰・四国を結ぶ寝台列車だが、上り列車にかぎり、大阪駅に停車する。

三宮駅 00:13発

大阪駅 00:34発

横浜駅 06:44着

東京駅 07:08着

サンライズには56席のみ、「ノビノビ座席」と呼ばれる普通車指定席が連結されており、乗車券と特急券をあわせても1万2180円(通常期)と新幹線よりも安い。「ノビノビ座席」という名前だが横になれる。床はカーペット敷きのため、振動が体にやや響くが、それでも横になって移動できる分、夜行バスよりは快適といえる。

ちなみにB寝台の「ソロ」なら1万8140円とグリーン車並みの金額となるが、ビジネスホテルに泊まって翌朝早い新幹線に乗ることを考えると寝ながら寝台で移動してしまうほうが楽だろう。

このように関東と関西の移動手段だけでも意外な選択肢がある。次の旅を決めるときの参考にしてはいかがだろうか。

橋賀 秀紀:トラベルジャーナリスト

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