動いても痩せない人は体のクセがわかってない 「ぽっこり下腹」に悩む人は体幹を正そう

東洋経済オンライン / 2019年4月28日 11時0分

崩れてしまった体形が気になる人に(写真:xiangtao / PIXTA)

毎年、気温が上がり薄着の日も増えるこの時期に「下腹がぽっこり出てきた……」「ゴツい脚をどうにかしたい!」と、ダイエットを始める人は少なくありません。でも「頑張って体重を落としても、気になる部分に限って変化しなかった……」という話を本当によく耳にします。

私は60以上のモデル事務所と契約し、芸能人やアスリートから一般人まで数多くの人を、理想とする体形へ導いてきました。なかには週2回、10分以内のエクササイズをしただけで20㎏のダイエットに成功した人もいます。だからこそ言えることですが、モデルや芸能人のように全身のバランスを美しく整えてスラリとした体形をつくるのは、難しいことではありません。ただ、ダイエットの方法や手順を間違えている人があまりに多いのです。

■「体のクセ」を正さないことには細くなれない

部分太りのほとんどは「体のクセ」が原因です。たとえば体幹が弱いと骨盤は前後に傾いてしまい、働きすぎの筋肉と働かない筋肉を生じさせます。これは一部の筋肉ばかり四六時中筋トレして、わざわざゴツくしているようなもの。

骨盤のポジションは、地面に垂直な「正常タイプ」と、前に傾いた「前傾タイプ」、後ろに傾いた「後傾タイプ」の3つに分けられます。もし傾いているとしたら、多少体重が落ちても気になる部分は太いまま。体幹をしっかり使って「正常タイプ」に戻さないかぎり、同じ所に負担がかかり続けるので、体形の悩みは永遠に解消されません。

日本人女性に多く見られる「骨盤前傾タイプ」を例に、使えている筋肉と使えていない筋肉を比べてみましょう。骨盤前傾タイプは、おもに腰と太もも前面の筋肉が過剰に使われます。これが、ヒップや太ももが張り出して太くなる原因です。逆に、肩の後ろや胸の上部、お腹、背中、ヒップの上部、太ももの内側、太ももの裏側、すねの筋肉は、まったくと言っていいほど使われていません。

骨盤前傾タイプのまま熱心に運動をすると、普段から使い慣れた腰や太ももの前の筋肉ばかり使うことになります。そうすると、すでに張り出したヒップや太ももはさらにゴツくなり、下半身は大きくなるという残念な結果に。過剰に動かすことでより太くなってしまうのです。

反対に、体幹部分のさまざまな筋肉が使えていると、背筋が伸びたり骨盤をまっすぐ垂直に保てたり、体幹が引き締まったりします。いままで使われなかったお腹や背中、肋骨下の筋肉を使うため、くびれのないずん胴ウエストが引き締まり、逆に使われすぎてムキムキになった太ももや腰、ふくらはぎは細くなっていきます。

■体幹のクセを直すだけで全身はスッキリする

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