「何もしない日」を毎月作ると人はどう変わるか 自分との予定をもっと大切にしてみると…

東洋経済オンライン / 2019年5月9日 7時40分

まったく予定を入れずに「何もしない日」を設けることの重要性について紹介します(写真:makaron* / PIXTA)

「つねに予定に追われているのに、何かを得ている実感がない」「ToDoリストをこなすだけの日々になっている」。こんな思いで毎日を忙しく生きている人も少なくないでしょう。本を読み、人に会い、ネットで情報を得続けているのにもかかわらず、それを自分で吸収している感覚がないのは、吸収できる状態にないからかもしれません。

今回は、電通でプランナーなどマルチに活躍する吉田将英氏の著書『仕事と人生がうまく回り出すアンテナ力』から、まったく予定を入れずに「何もしない日」を設けることの重要性について紹介します。

■自分のことを後回しにしがちな日本人

世界一、自分の家に気を使わないのは日本人。そんな話を、グローバルリサーチをしている人から聞いたことがあります。最初は意外だなと思ったけれど、その奥底にある心理メカニズムみたいなものも聞いたら、納得がいきました。

日本人には、とくに欧米人と比べると、家に人を招くという習慣があまりありません。実はこの違いが、「自分の家に気を使わない」ということの背景にあると考えられるそうなのです。

といっても、「人に見られる機会が少ないから、気を使わなくていいや」ということではありません。あまり他人を家に招かないということは、日本人にとっての家は、欧米人にとっての家より、はるかに私的な空間です。その空間に気を使わないというのは、日本人が、自分のことを後回しにしがちであることを表している、そう考えられるというのです。

前置きが長くなってしまいましたが、この話を聞いて、「予定の入れ方」にも通じることだなと思いました。「人との予定」は絶対なのに、「自分一人の予定」は二の次……実際、打ち合わせや会議、外出の予定はしっかりスケジュールに入れても、自分一人の予定を入れるという人は少ないのではないでしょうか。

そんな「自分との約束」も、きっちりスケジュール帳でブロックしよう、というのはよくいわれること。その中でも僕は、「何もしない時間」もスケジュールに入れておくことを実践しています。

音楽の楽譜では、何も音を出さないところに「休符」が入ります。休符は、「何も音を出さないということをする」ことを指示する印といえるでしょう。それと同じく、スケジュールでも、「何もしないということをする予定」をつくっておく。そうしないと、自分の時間がどんどん、「やらなくてはいけないこと」や「人との予定」で埋め尽くされてしまいます。

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