中田敦彦はなぜテレビの仕事を減らしたのか 芸能事務所に頼らないタレントが増えていく

東洋経済オンライン / 2019年5月24日 7時0分

といっても、物販は在庫管理などが大変。そこで力を入れているのがオンラインサロン。僕はどんな仕組みであれ、人が集まったら強いと思っている。とはいえ、ツイッターやインスタグラムのフォロワー数はあまり信用していない。

僕のツイッターには54万人のフォロワーがいるが、せいぜい200~300しか「いいね」がつかない。その他の53万人以上のほとんどのフォロワーは、おそらく僕へのロイヤルティーは低い。そういうフォロワーではなく、濃く強いファンが、サブスクリプション(定額課金)の仕組みでどれだけお金を払ってくれるかを試してみたい。

――物販やオンラインサロンなど、やっていることは「キングコングの西野亮廣さんのまねでは」との声もある。

みんな「パクるな」「パクるな」というが、この世に本当にオリジナルのものなんてほとんどない。少しジャンルを変えたり、見せ方を変えたりして、ドンと大当たりすると、みんなやっかんで「パクった」と言うが、ヒットしているものは、それだけで価値がある。

――テレビの世界にこだわりはないのか。

僕にはもともと、あまりこだわりがない。同じことをやると飽きてしまうタイプ。ルミネtheよしもとで、同じネタで1日3公演とかやると悲しくなったりもする。

もともとデビューしてすぐ「武勇伝」ネタで売れたけど、その後レギュラー番組を失ったりして、「トリッキーな商品は長持ちしない」と言われた。だから長持ちするといわれる漫才にも挑戦したけど、僕らにはいまいちフィットしなかった。それでM-1グランプリに出場するのもやめた。その後、「RADIO FISH」を結成して『PERFECT HUMAN』が売れて、ルミネtheよしもとに出るのもやめた。

今はテレビの仕事をセーブしている。2018年3月に「ビビット」、9月に「ヒルナンデス!」、12月に「爆報!THEフライデー」のレギュラーから卒業した。共演者の方は大好きで、中でも真矢ミキさんに会えなくなるのが悲しかったけど、僕が今やるべきことではないなと考えた。

■音楽ではお金が入ってこない

――『PERFECT HUMAN』のヒット後、音楽ユニットの活動を柱にするという選択肢はなかったのか。

『PERFECT HUMAN』で金銭的に潤っていたら、そうなっていたかもしれない。ただ正直言って、まったくといっていいほどお金は入ってこなかった。実際、音楽による著作権や印税についてはすごく考えさせられた。

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