日本人が大好きなアボカド生産農家を襲う危険 カルテルの暗躍がもたらす環境悪化

東洋経済オンライン / 2019年5月25日 8時0分

カルテル同士の縄張り争いは依然続いている。こうした中、昨年12月に大統領に就任したアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(通称:アムロ)は、これまで3人の大統領(ビセンテ・フォックス、フェリペ・カルデロン、エンリケ・ペーニャ・ニエト)とは異なり、カルテルに対して軍隊と連邦警察とで武力でもって真っ向から対決する姿勢を控えるようにしている。

むしろ、アムロはカルテルが伸展するのを抑える方向に重点を置いているという。

しかし、アメリカからカルテルの取り締まりの強化を求める要求があった場合、アムロもこれまでの大統領と同様、カルテルとの武力対決を展開して行くことを余儀なくさせられる可能性がある。アボカドの消費は日本を含めて世界中で伸びている一方、当面アボカド農家を囲む環境が劇的に改善する気配はない。消費者も自らが口にするアボカドがどんな状況下で作られているのか、思いをめぐらせたほうがいいだろう。

白石 和幸:貿易コンサルタント

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