「31歳シングルマザー」再婚までの険しい道のり 容姿端麗で、多くの見合いを経験したが…

東洋経済オンライン / 2019年5月30日 13時50分

ある見合いでは、こんなことがあった。

妻と死別した吉本智史(34歳、仮名)のプロフィールには、“5歳の男の子を育てている”とあった。お互いに子育ての大変さを共感し合えるに違いない。土日を利用して見合いを組み、土曜日は2人だけで、日曜日はそれぞれの子どもを連れて会うことにした。

「2人で会ったときから話がかみ合わなかったんですが、子連れお見合いをしたときに、この人とは家族になれないと思いました」

4人でファミレスに行った。

「吉本さんは、席に座ると真っ先にメニューを取り自分の食べるものを決めていました。自分の子どもにもウチの娘にもまったく話しかけず、オーダーを取りに店員さんが来ると自分が食べるものだけを告げるので、私がお子様ランチを2つと、自分が食べるものを頼みました。

料理が運ばれてくると、黙々と食べるだけ。隣にいる男の子は大きな声を出したり、お子様ランチの料理をわざとテーブルにこぼしてみたり、とにかくやんちゃでしたが、何の注意もしないんです」

そしてよくよく話を聞くと、シングルファーザーといっても子育てしているのは実家の両親で、吉本は実家の近くにアパートを借り、月曜から金曜まではアパートで一人暮らしをし、土日は実家で暮らすという生活をしていた。その話を聞いて、男の子のやんちゃぶりに合点がいった。

「お父さんの気を引こうとして、わざと怒られるようなイタズラをしているんだと思いました。でも、知らんぷり。息子さんが気の毒になりました」

その後の見合いも紆余曲折。そんな中で、面倒見がよく娘もなついていた長谷部陽太(33歳、仮名)とは、真剣に結婚も考えたが、婚約寸前で破談になった。

契約社員だった彼に、「ちゃんと就職をして、どんな会社でもいいから社員になってほしい」といった途端、彼が体調を崩し、うつ状態になってしまったからだ。

「プロフィールは高卒となっていたのですが、長谷部さんは高校時代にイジメにあって登校拒否になり、高校を中退したそうです。以来、集団の中で人間関係を築いていくのが苦手で、いつでも仕事が変えられる派遣社員をしていたようです。だから、私に『就職して』と言われたことが、とてもプレッシャーになったようでした」

これまでの見合いの中で娘がいちばんなついた相手とも結婚まではたどり着くことはできなかった。

■婚活パーティーでカップリングしたが…

お見合い婚活に行き詰まり、目先を変えようとシングルマザーを対象にした婚活パーティーに参加したことがあった。イベント業者が主催した婚活パーティーだったのだが、そこで、スラリとした長身のイケメン、加藤裕司(38歳、仮名)とカップリングした。

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