「31歳シングルマザー」再婚までの険しい道のり 容姿端麗で、多くの見合いを経験したが…

東洋経済オンライン / 2019年5月30日 13時50分

そのまま隆之の親の反対を押し切り入籍をした。ところが、妊娠8カ月のときに切迫早産になり、病院に運ばれ入院を余儀なくされた。

「出産するまでの2カ月間は絶対安静。病院のベッドの上で過ごすことになりました。私がそんな状態なのに、彼は病院にたまにしか来なくて、母が身の回りの世話を焼いてくれました。そのときから、“この人と、このまま結婚しててもいいのかな”という疑問が芽生えてきました」

あるとき母親に着替えを取ってきてもらうために、家の鍵を渡した。着替えを取ってきた母親が言った。

「隆之さん、浮気してるんじゃないかね。家の棚に女の子と2人の似顔絵色紙があったのよ。◯年×月△日軽井沢って下に入っていて。旅行に行って描いてもらったんじゃないかしら」

その年月日は、つい最近のものだった。それから数日後、見舞いに来た隆之に、似顔絵色紙のことを問いただした。すると、一瞬ギクリとしながらも、平然を装うように言った。

「会社の同僚たちとみんなで2泊3日で軽井沢旅行に行ったんだよ。別になんでもないよ。あのさ、俺たちの家なんだから、たとえ幸恵の母親でも家に入るときは俺に一言断りを入れてほしいな。家の中散らかっていたし、恥ずかしいじゃないか」

みんなで旅行に行ったのに、なぜツーショットの似顔絵を描いてもらったのか。たとえ大人数だったとしても、自分が切迫早産で苦しんでいるときに会社の仲間とお気楽に旅行に行く隆之には、もう信頼のかけらも残っていなかった。

沙耶を産んだときには、幸恵は心の中で離婚を決めていた。その後、親権や養育費の話し合いを重ねて、8カ月後には正式に離婚をし、親権は幸恵が取った。

離婚が決まったとき、“切迫早産になり死ぬか生きるか、命をかけて産んだ娘は、何があっても1人で立派に育てていこう”と、自分に誓ったという。

そこから2年間は無我夢中で働き、子育てをしてきた。だが、ふと気づいたときに、このまま1人でいるのは寂しいと再婚を決意した。

■再婚相手は元夫とは正反対の性格

ところが、婚活の道のりはそう甘いものではなく、1年半お見合いを繰り返しても結婚できる男性には、なかなかめぐり会えなかった。

そんな中でやっと出会えたのが義則だ。しかし、義則について当初は私にこんなことを言っていた。

「娘にすごく優しくしてくれるし、娘もすごくなついている。それは、本当にありがたいんです。でも、デートで食事をしても、いつも割り勘。

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