新型「ポルシェ911」の姿形は何が変わったのか エクステリアデザイナーが語った魅力とは

東洋経済オンライン / 2019年6月10日 7時40分

7月に発売される新型911カレラ4S(筆者撮影)

ポルシェを象徴するスポーツカー「911」が新型に切り替わった。昨年秋のロサンゼルス・モーターショーで世界初公開された、タイプ992と呼ばれる車種で、5月28日に東京で発表会が行われた。

といってもポルシェにさほど興味がないクルマ好きは、写真をみて「どこが変わったの?」と思うだろう。ジャーナリストとして最初期の2リッター版を皮切りに、新旧さまざまな911に接してきた筆者も、似たような気持ちだった。発表会ではポルシェ本社のエクステリアデザイナーである山下周一氏が来日してプレゼンテーションを行うというので、足を運んだ。

■洗練されたラグジュアリーブランド

発表会ではまずポルシェジャパン社長の七五三木敏幸氏がブランドの現況と展望を紹介し、続いて執行役員マーケティング部長山崎香織氏が新型のプレゼンテーションを行った。

911はタイムレスマシンと紹介され、メカニズムではリアに摘まれる3リッター水平対向6気筒ターボエンジンの20psパワーアップ、デュアルクラッチトランスミッションの7速から8速への進化、運転支援機能強化などが紹介された。

モダンでコンパクトな会場や、登壇者の落ち着いた話し方は、スポーツカーというジャンルから連想しがちな体育会系のイメージはまったくなく、洗練されたラグジュアリーブランドという印象だった。

発売日は7月5日で、クーペとカブリオレの両ボディに後輪駆動のカレラSと4WDのカレラ4Sがあり、トランスミッションはデュアルクラッチ、ハンドル位置は右のみとなる。昔からのポルシェ・ファンが好みそうな左ハンドルやMTが現時点では用意されない点も、プレゼンテーションの雰囲気と合致していた。

続いて山下氏が登壇。山崎氏とのトークセッションという形で話が始まった。新型911について山下氏は、デザイナーたちはさらにスポーティ、さらに力強く、さらにモダンにすることを目指したと切り出した。

続いてサイドビューについて、まごうことなき911と紹介。リアホイールが21インチとなり、20インチのフロントより大径になるなど細部の変更はあるものの、たしかに先代タイプ991とほとんど変わっていない。

最近のフェラーリ各車がつねに新しいデザインを提案し、注目を集めているのとは対照的だが、必要がなければ変えないという考え方は理解できる。本田技研工業の「スーパーカブ」もそうだが、同じフォルムで長い間作り続ければ、デザインそれ自体がアイデンティティになる。

■ドアハンドルは大きく変化

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