「1人でできる子」は、テキトーに育てられている 「片づけ」「好き嫌い」どこまでこだわる?

東洋経済オンライン / 2019年6月16日 7時50分

子どもについ、ガミガミ言ってしまうのはいい子に育ってほしいから。でも、テキトー子育てでも、子どもはきちんと自立した子に育つんです(写真:つむぎ/PIXTA)

1人でちゃんとできる、しっかりした子に育ってほしい。部屋の片づけ、食べ物の好き嫌いをなくす、早寝早起き、ドリルがちゃんと解ける、どれもできるようになってもらわないと――。たいていは親が子に「こうであってほしい」と望み、そして、そのとおりに行動してくれないから、イライラしてしまったりします。

しかし実のところ、かなり多くのことが、子どもをいい子にするためになっておらず、悪い方向に向かってしまっています。

『1人でできる子になるテキトー子育て 世界トップ機関の研究と成功率97%の実績からついに見つかった!』の著者であり、子育て支援サービスを運営する、はせがわ わか氏はハーバード大学や東京大学など国内外の1000以上の子育てに関する研究を調べ尽くした結果、「テキトーこそ最高の子育てである」という結論にたどりつきました。

テキトーとは「こうじゃないとダメ」とこだわるのではなく、「こだわらなくていいことにはこだわらない」という意味です。今回は、テキトー子育ての具体的なものをいくつかピックアップしてご紹介します(なお、本記事でいう子どもとは、未就学児を指します)。

■無理に部屋の片付けをさせなくてもいい

大人でも、なんだかよくわからないものに囲まれていると、気が散って1つのことになかなか集中できません。子どもは大人よりももっと気が散りやすいので、部屋をきれいにするのは子どもにとっても大きな意味があります。ですから、部屋が片付いたときの気持ちのよさを知れば、やがて子どもは自主的に片付けるようになります。

その気持ちよさを十分に知るまでは、遊びに夢中になっている子どもに「片付けなさい!」と言ったところで、なかなか片付けてくれません。

だったら大人がササっと片付けてしまいましょう。損な役回りと思うかもしれませんが、そのうち子どもはたくさん散らかしても、自分で片付けるようになりますから。

きれいにしていれば、汚したり散らかしにくくなることは、「窓割れ理論」として知られる理論からも説明がつきます。割れた窓を放置すると、どんどん窓が割れていきますが、逆にちょっとでも割れたらすぐに直せば、窓は割れなくなるという理論です。

わかりやすい例が、ニューヨークの街。以前は落書きだらけで、ゴミが散乱していました。しかし、落書きなどの取り締まりを強化したところ、落書きもゴミも、さらには犯罪までもが激減したのです。

食べ物の好き嫌いがあっても気にしない

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