デキる人は「仕事上の矛盾」をスルーしている 孫正義社長から学んだ"ゆるふわ"な仕事術

東洋経済オンライン / 2019年7月8日 11時0分

今の時代に合った働き方のコツ、3ポイントをご紹介します(写真:Kazpon/PIXTA)

現代の情報量は、ひと昔前とは比べものにならないほど爆発的に増えています。そのなかで、どのように効率よく取捨選択していくかが、これからの時代に必要なスキルです。そんな情報の波を乗りこなすための効率的な仕事術を提案しているのが須田仁之氏。「捨てる」「手を抜く」「考えない」仕事術をモットーとする須田氏が試行錯誤の末にたどり着いた、「気合いと根性」よりも、「ゆるふわ」な状態で成果を出す方法とは?

■”社畜”的な働き方から生まれた最強の仕事術

「お前ら、そんなチンタラやってたら進まんやないか! タスク管理をやっとるのか! やることはたくさんあるんだ! 今からタスク1000個書け! あるはずだ! 必ずやれ! オレは本気なんだ。お前ら本気でやってるのか? 本気でやるんだよ、わかってるのか!」

これは、僕がYahoo!BBという通信事業の立ち上げの際に、孫正義社長から怒鳴られたワンシーンです。

時間は土曜の朝8時くらい。夜中3時に帰宅し、シャワーを浴びて寝ていたら、社長秘書から呼び出しの電話がありました。オフィスを訪れると、そこには土曜の朝から顔を真っ赤にして憤慨している孫さんがいました。

当時、毎日深夜まで働いていましたが、プロジェクトの実現可能性は乏しく、関係者の誰もが「これ、本当にやりきれんの?」と思っていました。

ただ、「社長がやる」と言っているので、現場はとにかくやるしかない。孫さんとは短い期間ではありましたが、それはもう地獄のような環境で徹底的に鍛えられました。

僕はこれまで”社畜”的な働き方をしてきて、労働時間がピークだった20代のときには月460時間(1日平均15時間)という、自分でも信じがたい猛烈な働き方をしていました。時間に追われ、仕事に追われ、上司に追われ……熱量の高い仕事場で苦労や失敗を重ねてずいぶん疲弊しました。

ただ、汗と涙を流しながら鍛えたことで、人よりも仕事を速く処理することができるようになりました。

ソフトバンクグループを退職した後は、ベンチャー企業の立ち上げに参加して上場に携わったり、投資事業やM&Aを経験し、現在はフリーの身で40以上のスタートアップ・ベンチャー企業の社外役員やアドバイザーを務めるなどしています。そんなさまざまな激務を乗り越えてきた中で、僕が得た、成果を出すコツは、大きく3つに集約されます。

それは、「捨てる」「手を抜く」「考えない」です。

■下手の考え休むに似たり

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