「自民党のSNS」に若者がひとこと言いたいワケ 若者との接点を作るにはどうしたらいいか?

東洋経済オンライン / 2019年7月11日 7時40分

原田:なるほど! 若者は発信内容だけじゃなくて、「そのアカウントが誰をフォローしているか」も気にすると。つまり、誰をフォローしているかで、その政党が誰や何に向いているか、興味があるかがわかる。これには気づいてない政党や企業や大人は多いかもしれないね。おもしろい。

松崎:立憲民主党のTwitterは、あいさつに絵文字をつけて親近感を持たせています。枝野幸男代表の若かりし頃の写真を引用リツイートして突っ込んだりと、政治とあまり関係なさそうな内容もあっておもしろいですね。

あと、イラストやグラフの画像を入れ込むといったクリエイティブがうまい。文字だけで説明されたらわかりづらく、とっつきにくくて難しいことをポップな画像で説明されているので、若者の注意を引くのがうまいと思いました。

原田:やっぱり「いかに親近感を示せるか」がSNSで若者をつかむツボなんだね。どうも大人はかっこいい発信をしがちだけど、むしろ逆なんだね。

前回の総選挙の時に躍進した立憲民主党は、SNS戦略が大変長けていた、という分析がありましたね。やはり、インターネット第一世代の団塊ジュニアがアラフィフに突入し、たくさんの人がスマホやSNSを持つ時代の選挙は、SNSのスキルのありなしが当落を決めることにつながるようになっているのかもしれないね。

松崎:それと、Twitterのインフルエンサーたちの間でよく使われている「バズツイートの投稿フォーマット」を使ってますね。要するに、箇条書きにするというものです。

こういう技を使いこなしているのは立憲民主党だけだと思いました。要点を箇条書きしてまとめることで、文を読むのが面倒なフォロワーの関心を惹きつけ、なんか役立ちそうな感じが出せていると思います。

■接点と参加感が大事

浅見:自民党と共産党のTwitterを比較したところ、発見がありました。自民党は安倍首相のリツイートが多くて、一般の議員さんのリツイートは少ないんです。一方共産党は一般の議員さんの投稿もリツイートしていて、かつ議員さんの個人的な発言も取り上げているので共産党のほうがいいです。

原田:なるほど。Twitterアカウントにおいて、自民党は「トップダウン」「中央集権的」、共産党は「ボトムアップ」「草の根」みたいなイメージが若者たちには湧いてしまうんだね。

丸山:ただ、共産党は全体的に世間のニュース記事の引用や活動内容を3、4行でまとめてるだけのツイートが多い気がしました。学生や若者が見て何かを感じられる内容じゃないから、フォローしようとは思いません。ニュース記事なんてTwitterのトレンドにも上がってるし、ほかでも読めますから。

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