「自民党のSNS」に若者がひとこと言いたいワケ 若者との接点を作るにはどうしたらいいか?

東洋経済オンライン / 2019年7月11日 7時40分

原田:完全に意見が真っ二つに分かれていますね。そういう意味では、少なくとも政治離れしている若者をよくも悪くも政治に目を向けさせるきっかけにはなった、とは言えるだろうか。

さて、今、若者たちの間でSNSの中でもインスタが最も大切なツールになりつつありますが、首相官邸のほかのインスタの投稿はどんな感じ?

富山:例えばインスタで「『児童虐待防止』に向けた強化策」を投稿していた日があるのですが、画像そのもので長文を読ませるのはナンセンスですよ。インスタは視覚に訴えかけるものなので。スクロールしてるときに文字だらけのものは絶対に飛ばします。だったらキャッチーな写真で引き止めて、キャプションのところで読ませたほうが若者は読んでくれます。 

原田:インスタで何か主張するときに長文を貼り付けるということをやっても無駄だと。あくまで写真や動画でアイキャッチを得ないといけない。本当に内容を読ませたいなら、そのアイキャッチがされた後に、下にある文章スペースでしっかり主張せよ、と。これも「インスタとは何か?」というそもそもの理解がされていない大人が安易に手を出してしまった例かもしれないね。

松崎:「外国人旅行者数」とか「農林水物輸出額」といったわかりやすい数字とグラフの1枚絵を載せているケースがありますが、それはとてもいいと思います。インパクトのある画像だったら手を止めますし、そのうえでキャプションの欄の文章まで読みます。要は簡単にまとめておいてほしい。

原田:なるほど。インスタは写真・動画が中心のSNSだから、主張をするのならデータやグラフなどをイラスト化したあくまで「画像(動画)」を掲載すべきだ、と。まだ新しいメディアということもあるけど、しっかりとケーススタディが研究・勉強されていない感じがしますね。

■インスタの“統一感”を理解していますか?

富山:自民党のインスタには統一感が本当に足りないです。

原田:インスタに関して若者たちにインタビューしていると本当に頻繁に「統一感」というキーワードが出てきます。君たちがインスタでよく言う「統一感」というのが何か、説明してもらえるかな。

富山:イラストならイラスト、写真なら写真。あるいは、同じフィルターを使い続けるなど、すべての投稿、画面全体の色調を統一することです。

原田:なるほど。おじさんたちはインスタの投稿をすべてそれぞれの投稿とバラバラにして見るけど、若者たちはざっと俯瞰して見たときの統一感を重視する、と。

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