「サバサバ女子」は誰と結婚するとうまくいくか ロマンチック"ではない"結婚の醍醐味

東洋経済オンライン / 2019年7月12日 8時20分

押しの弱い修一さんと「サバサバ系女子」の優子さん。性格も外見も似ていない2人が結婚を決めた理由とは?(イラスト:堀江篤史)

名古屋駅の太閤通口側にある「yonezawa」という小さなレストランに来ている。ワイン好きの友人に教えてもらったカジュアルな店だ。やや猥雑なエリアにあるが、店内に入ると明るく健康的な雰囲気が漂っている。

今回登場してくれる晩婚さんの西澤修一さん(仮名、47歳)とは数年前からの知り合いだ。婚活を続けていたことを知っていたので、「婚約しました」と報告してくれたときは妙に嬉しかった。同じ40代男性だという連帯感があるのかもしれない。おいしいと評判のyonezawaでお祝いをしながら結婚ストーリーを聞いた。

■氷河期世代、仕事に必死だった20代

修一さんの隣に座っているのは、整った顔立ちにショートカットがよく似合う優子さん(仮名、45歳)。緊張しているのか表情は少し硬い。好きなものでも飲みながら気楽にしてほしい。

まずは修一さんのほうから。愛知県で生まれ育ち、大学生活は東京で過ごし、地元に戻っての就職を目指した。しかし、就職氷河期だったこともあり、就活は難航。やっと入れたのはブラックな社風の地方銀行だった。過酷なノルマとサービス残業だけではなく、会社の存続も不安だったと修一さんは明かす。

「でも、30歳まではとにかく頑張ろうと思いました。恋愛や結婚はあまり考えなかったな。30歳までは独身でもおかしくないでしょう?」

同意を求められても困るが、仕事で追い詰められると余裕がなくなる点には共感できる。修一さんはその後、転職を経て現在の勤務先である不動産会社に入ることができた。31歳のときだ。

「年下の友人に誘ってもらって合コンなどにも参加しました。楽しかったですね。彼女ですか? いたような、いないような感じです。結婚する話にはなりませんでした。35歳ぐらいになると周囲が結婚して僕だけ取り残されてしまい、結婚を諦めたんです」

35歳で結婚を諦める? いくらなんでも早すぎないだろうか。積極的なのか消極的なのかよくわからない人物である。

「出会いがないんです。当時は会社が水木休みだったので、休みの日が合う人が周りにいませんでした。たまに食事をする女友達はいましたが、長く付き合っていると友達にしか思えません」

180センチの高身長でガッチリ体型の修一さん。血色のいい丸顔だ。それで背中を丸めながら歯切れの悪いことを繰り返す。なぜか背中をバッシーンと叩きたくなる衝動に駆られる。よく言えば愛されキャラなのだろう。

■婚活再開は44歳のとき

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