会社に黙って副業で稼ぐ人たちの偽らざる本音 バレずに本業と両立させるにはコツがある

東洋経済オンライン / 2019年7月16日 7時40分

当事者が座談会で実状を語る(撮影:梅谷 秀司)

今年に入ってから、カゴメやみずほフィナンシャルグループなどの大手企業が解禁を表明したのが会社員の“副業”だ。今や国も副業解禁を推奨しており、パーソル総合研究所の調べでは、副業をしていない人材でも4割は「副業をしたい」と考えているなど、副業ニーズが強まっているのは確かだろう。

しかし、情報漏えいや利益相反、働き過ぎなど、そのリスクを警戒し、副業解禁に踏み切っていない会社がまだ多いのも事実。そうした中、実は社内に潜伏しているのが、会社や同僚には打ち明けず、ひっそりと副業を行う“隠れ副業家”である。

『週刊東洋経済』(7月13日発売号)では、「人生100年時代の稼ぐ力」を特集。長く働き続けるための準備として、副業市場の最前線も紹介している。そこで5人の“隠れ副業家”に集まってもらい、いかに本業と副業を両立しているのかを本音で語ってもらった。

Aさん:40代/IT企業勤務/男性

Bさん:30代/アパレル企業勤務/女性

Cさん:40代/精密機器メーカー勤務/男性

Dさん:30代/IT企業勤務/女性

Eさん:30代/素材メーカー勤務/男性

■本業ではできないことを経験できる

――普段どんな仕事をしていて、副業では何をしているのか。

A:本業では経営戦略の仕事をしている。会社では法人向けの仕事ばかりなので、個人向けの仕事をしたくて、副業で個人向けのイベント運営などをする会社を設立した。

本業ではできないことを経験できるのが副業の醍醐味。大企業では社長にならないと経営はできないけど、副業で起業すれば経営の経験も積める。会社で失敗したら上司に怒られるけど、副業なら失敗しても誰も怒らない。

B:私はアパレル企業に昨年転職したばかりだ。副業では、自分が好きで強みを発揮できる仕事を選んだ。

これから本格的に副業で物販とライターを始めるところ。もともとやりたかった仕事だから、自己実現が理由の一つ。あと本業以外の選択肢を広げたい思いもある。

C:会社では新規事業を手がけていて、副業でコンサルティング会社を設立した。会社にいると組織の枠内でしかチャレンジできない。

新規事業も上司の方針に合わないと進まないし、収益性が低いと、企画も会議で通らない。その点、副業は決定権が常に自分にあるのが魅力だ。

D:私は会社では広報を担当していて、副業でもいくつかの団体の広報を手伝っている。きっかけは、自分の能力が外で通用するかを試そうと思ったこと。広報の仕事は会社によって違う。本業では決まった仕事が多いけど、副業ではスタートアップの会社のようないろんな業務を経験できる。

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