貧富の差が酷くても米国が日本より住み易い訳 ぐっちーさん「アナハイムで考える日米の差」

東洋経済オンライン / 2019年7月20日 8時0分

つまり、どこの国だって必ず問題はあるのです。ドナルド・トランプ大統領の有力な支持層である白人の貧困層は「レッドネック」と呼ばれています。要するに、戸外の日雇いで働いていて、しょっちゅう日に当たるからクビが赤いわけです。彼ら向けの「クルマに轢かれたリスの調理方法」なんて本が出るくらいですから、「日本の生活保護はアメリカに比べればまだ…」という部分もあるわけなんですが、それもアメリカなわけであって、それでもアメリカを去るわけでもなく「アメリカは偉大だ」、と多くの貧困層の国民は、復活を信じている。そこにトランプ大統領がいるわけですね。

その辺の立ち位置を誤るといけないわけですが、要するに、彼らの中にあるのは、やはり「未来は明るい、将来は何とかなる」という希望です。今は貧困で苦労しているが、この国にいれば絶対それでは終わらない、と信じている人々が、最後の望みをかけて投票したのがトランプ大統領という背景を、忘れないほうがいいと思います。

「明日は今日よりもよくなる」、と思えるかどうかは、実際は個人のメンタリティーに負うことが大きいのではないでしょうか。どんなに貧困でもそう思える、あるいは思おうとするアメリカと、マイナスばかり取り上げて将来は暗い、と考える日本人とのメンタリティーの差は大きいな、と感じます。

日本だって、基本的に医療は完璧だし、生活保護だろうが何だろうが、生活はできるわけですから、基本的な生活はできます。であれば、「ネガティブなものばかり見ないで、前向きにやりましょう」、という気持ちだけでも、ずいぶん世の中が変わる気がします。

そのホテルのフロントの女性が、ATMトラブルが片付いてから、「そりゃ、私だってあんたみたいにこうやってATMでバンバンお金下ろして毎日シャンパン飲んでいるような生活をいつかしたいと思ってるの。でも、そのためにはまだまだ努力をしないといけないわね・・・。あなたは日本人なのにこんな高級ホテルで自由自在にお金を使って、すごい努力をしたのね!」 と言ったのには、ちょっと驚きました。「努力をすれば報われる、という希望がこの国にはまだある、これがアメリカンドリームなんだ」、と改めて思うわけです(僕は大した努力をしたわけではないんですが……笑)。

■アメリカでは、今後も人口が増加する

実際に根拠はあるんです。このコラムでも時々述べていますが、アメリカは主要先進国で若年労働者人口が増加している唯一の国です。今では中国も、もはや生産年齢人口が減少していますが、一方でアメリカは人口が増え続ける……これはすごいことで、黙っていても需要が限りなく膨らんでいくんですから、商売は楽ですわ。20代のまだ若い世代は、一刻も早くアメリカに来てビジネスをやることをお勧めします。成功間違いなし、ですよ。

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