住宅ローン「業者の言いなり」で損するカラクリ 面倒でも絶対に検討してみるべきポイント

東洋経済オンライン / 2019年8月5日 7時30分

住宅ローンは組み方の工夫次第で支払う額を減らせるそうです(写真:den-sen/PIXTA)

『「よくわからないから」と不動産業者にお任せのプランで住宅資金を借りて、不必要に多い利息の負担をしている人をよく見かけます』と指摘するのはファイナンシャルプランナーの竹下さくら氏。

同氏によると、住宅ローンの組み方を工夫すれば、総額にして数百万円単位で支払う額を減らすことができるそうです。竹下氏の新著『書けばわかる! わが家にピッタリな住宅の選び方・買い方』を一部抜粋し再構築のうえ、お得な住まいの購入の方法について探ります。

■借りたあとでは簡単に変更できない

住宅ローンの仮審査で提示されるプランは、一言で言えば、審査にいちばん通りやすい設計になっています。例えば、返済期間は35年で、一般的な住宅ローンの最長期間で組まれることで「割る回数」が増える分だけ、毎月返済額が最少になっているわけです。

「これくらいの額なら返済できそう」と思って、そのままそのプランで契約してしまう人も少なくありませんが、ちょっと待ってください。

住宅ローンは、少しの工夫で総支払額を数十万~数百万円も少なくできるのですが、いったん借りてしまったら、手間暇かけてお金もかけて借り換えをしない限り、変更は難しいのです。

つまり、借りる前のていねいな吟味がとても大切ということです。ここで、検討しておきたい工夫を4つ紹介しますので、できるものはないか確認して、自分のプランに生かしてみてください。

① 少しでも低い金利で借りると万単位でお得

多額の借り入れとなる住宅ローンは、ほんのわずか金利が変わるだけで、総返済額が数十万~数百万円単位で変わります。例えば3500万円を借りる際(返済期間35年、元利均等)に、金利が0.1% 低いところで借りるだけで、利息負担総額は60万円超も少なくて済むのです。

同じ例を用いてもう少し具体的に見てみましょう。金利1.2%で借りると総返済額は4288万円になり、金利1.4%になると、総返済額は4429万円と141万円もアップします。

■面倒くさがらずに調べてみる

住宅ローンの金利は、金融機関でさまざまです。例えば、全期間固定型ローンのフラット35(返済期間21~35年)で借りる場合、2019年4月の適用金利の例では、金融機関によって1.270~2.400%まで差があります。

同じ金利タイプでも、自分で探せば、業者が見積りとして提示した金利より低いところがきっと見つかります。今まで付き合いのなかった金融機関でも、向こうにしてみれば新規顧客獲得の好機なので、住宅ローンの申込みは大歓迎のはず。前向きに調べてみてください。

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