悪夢のような「作文下手」を克服する簡単な手順 夏休みの作文の宿題に四苦八苦する親子へ

東洋経済オンライン / 2019年8月8日 7時50分

夏休みの宿題で、「作文」に手をやいた経験はありませんか?(写真:yukiotoko/PIXTA)

※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

小学校6年生の子どもがいます。夏休みに作文の宿題があります。テーマは自由ということで、何を書いたらいいのかと子どもは悩んでいます。しかし、それよりも問題なのは、どうやって書いていいかわからないことなのではないかと思っています。おそらくほっておくと、支離滅裂な文章になってしまいます。こういう私も作文の書き方を習ってこなかったため、子どもにどのように指導していいかわかりません。何かヒントがありましたらお願いします。

(仮名:岩井さん)

■なぜ子どもは作文が嫌いなのか

作文。なんとも嫌な響きを持った言葉です。少なくとも筆者は文章を書くことが大嫌いでした。一度も作文がいいと言われたことはなく、文章を書くことは面倒くさく、作文という言葉を聞いただけで、うんざりする日々を送っていたものです。しかし、その後、子どもたちを指導する立場になり、作文には書き方があることがわかってきた頃から、作文に対するイメージが変わってきました。

多くの子どもたちに作文についての感想を聞くと、大半の子が「好きではない」「嫌い」「めんどくさい」と言います。なぜ、こんなにも嫌われてしまうのでしょうか。

その1つの理由に「作文の書き方」を教えてもらっていないということがあります。もちろん学校の先生によってはしっかりと作文の書き方指導をされている先生もいらっしゃるでしょうが、筆者がこれまで指導してきた子どもたち数千人と、毎年数千人の保護者に講演会を行ったときに聞いた感想では、ほとんどが教えてもらった記憶がないという結果でした。ということは、おそらく教育現場では、作文の宿題を出すものの、作文の書き方を教えていないという不可思議なことが起こっている可能性が高いのです。

夏休みの宿題でよく読書感想文や作文が出されます。今回のご相談はまさに夏休みの宿題についてです。よくあるケースでは、読書感想文で「あらすじ」だけを書いてしまったり、作文では「ただの出来事の羅列」を書いてしまったりすることが少なくありません。気持ちを書きなさいと言われても、「気持ちを表す言葉を知らない」ため、「うれしい」「楽しい」「よかった」程度のボキャブラリーしか使えないことも往々にしてあります。

さらに、子どもたちに聞いてみると、「気持ちを表現するように」とだけ言われ、テーマの絞り方や、文の構成の仕方までは教えてもらっていないということを直接語ってくれます。このようなことがよくあるため、岩井さんのお子さんは何も特別なケースではなく、よくあるケースなのです。

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