「スピルバーグやゲイツ」も通った成功への裏道 自分の小さな殻を打ち破る「サードドア」

東洋経済オンライン / 2019年8月9日 7時50分

『サードドア』の著者アレックスは、成功への秘密のドア、第3のドア(サードドア)は誰にでも必ずあると言う(写真:themacx/iStock)

「ビル・ゲイツに会いたい」。退屈な大学生活に嫌気がさし、「自分らしい人生のはじめ方」を教わろうと著名人に突撃インタビューを行った18歳のアレックス・バナヤン。スティーヴン・スピルバーグ、レディー・ガガなど多数のセレブに取材した日々をまとめた『サードドア』の日本語版がついに発売される。18カ国で刊行、全米ベストセラーとなった本書の魅力を、塩野誠氏が解き明かす。

■成功者だけが知っている秘密のドアとは?

ビジネスパーソンにとって恐ろしい本が出たものだ。世の中にあふれるあまたの自己啓発本を蹴散らす威力を持っている物語である。

誰もが一度は、人生やビジネスにおいて成功者としてメディアに出ている人たちを見て、こう考えたことがあるはずだ。

・あの人は、どうやってあんなに成功したのだろうか?
・あの人が、あそこまで努力できる秘密はなんだろうか?
・どうしてあの人だけが、あれほど有名になれたのか?

彼らは、ごく普通の人には知りえない、成功への秘密のドアを知っているかのようだ。『サードドア』は、これを3つのドアのメタファーで説明する。

第1のドアは正面入り口、世の99%の大勢が列を成して並ぶ狭き門だ。第2のドアは裕福な家や名家に生まれた人、あるいは特別なコネがあるなど、選ばれた人だけが通れるVIP専用の入り口だ。

普通に生きていると、人生にはこの2つしかドアがないように思えてくる。でも実は、いつだってそこにあるのに、誰も教えてくれないドアがある。行列から飛び出し、裏道を駆け抜け、キッチンをこっそり通り抜けたその先に、成功への秘密のドア、第3のドア(サードドア)は必ずあると著者は言う。そして、世界屈指の成功者たちは、みなサードドアをこじ開けてきたのだと。

はたして、普通に生きる私たちは、スティーヴン・スピルバーグやビル・ゲイツ、それにレディー・ガガも通ったかもしれない秘密のドアを、見つけられるのだろうか? そして私たちも、成功者やセレブの仲間入りを果たせるのだろうか?

■成功とは何か、ビル・ゲイツに聞きにいこう

この本は、世界に名だたる著名人たちの成功の秘密と、彼らがどうやって人生の最初の一歩を踏み出したかを探ろうとする、18歳の大学生の冒険の記録である。

著者のアレックスは、イランからアメリカに亡命してきた家庭で育ち、「医者になってほしい」という両親の切実な期待を一身に背負って育つ。学費を捻出するために必死で働く両親の姿を見ながら大学入学を果たすところから物語は始まる。

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