就活後半に選んだ「就職人気企業ランキング」 1万人が回答、総合商社人気強く金融離れ鮮明

東洋経済オンライン / 2019年8月9日 7時20分

就活後半に聞いた「就職人気企業ランキング」。トップはANA

6月までに就職活動のピークは収束――。そんな印象の強かった今年(2020年卒)の就活市場だった。

就活生は2018年夏のインターンシップから志望企業の絞り込みが始まり、一方の採用者側は私立大学の期末テストが終わる2019年1月末から2月までの冬のインターンシップで事実上の選考を行っていた。

元号が令和へと変わった10連休の前後に、多くの学生が内定を獲得し、6月1日の選考解禁日に大手企業の正式内々定の結果を待つ、という流れが主流となった。すでに、就職情報会社や採用企業の担当者の関心は、2021年卒(現3年生・大学院1年生)に移っている。

そんな中、2020年卒の学生が、就職活動を経てどんな企業に関心を抱いたのか? その結果をまとめたのが、「就活後半に学生に聞いた人気企業ランキング」だ。

■1万人の学生が投票

データは文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所の調査を基にしており、同社の就職サイト「ブンナビ!」に登録する、2020年春卒業予定の大学生や大学院生が調査対象者で、今回は登録会員のうち、約1万人から回答を得た。

同研究所では、調査を就活前半と後半の2回に分けて実施している。前半はあこがれやイメージが先行しがちだが、後半は、業界研究や、インターンシップへの参加、面接などを経て、より現実的に企業を見られるようになる。この後半ランキングは、4月から6月末までに調査を実施した結果だ(前半の結果はこちら)。

そのトップ300社を見ていこう。

1位は全日本空輸(ANA)で、前半と変わらない結果となった。後半ランキングの比較でも2年連続のトップだ。女子就活生を中心に人気が高い。国内線、国際線ともに旅客数で6位の日本航空(JAL)と差をつけており、充実した研修制度も含めて人気の的になっている。

2位は伊藤忠商事。前半は6位だったが、後半のランキングでは順位を上げた。とくに男子の人気が高い。前半と後半を比べて、伊藤忠商事を中心に総合商社のランクアップが目立つ。

7位の丸紅は、前半10位から3ランクアップした。12位の三井物産は前半40位から、16位三菱商事は前半32位から、23位住友商事は前半63位からそれぞれ順位を大きくアップさせた。

後述するが、メガバンクなど金融各社の順位が前半より下がっており、男子学生を中心に「メガバンクや金融より総合商社へ」という流れが強まったと思われる。

一方、その金融は、前半より順位を下げた会社が多かった。4位の大和証券グループは1ランクアップしたものの、8位の日本生命保険は、前半の4位からダウン、みずほフィナンシャルグループも前半7位から後半は15位まで下げた。18位三菱UFJ銀行も前半12位からランクダウンしている。

■メガバンクがトップ10から消える

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