ソフトバンク、22兆円ファンドの破壊力と不安 さらなる飛躍の幕開けか、暴走の始まりか

東洋経済オンライン / 2019年8月19日 7時0分

サウジアラビアなど1号ファンドの出資者とも交渉を継続しており、規模は1号ファンドより大きく膨らむという。2号との合計で少なくとも総額22兆円になり、「米シリコンバレーのVCが1995年から現在までに投資した累計額に匹敵する」(孫氏)。

2号ファンドを設立し、さらに12兆円以上もの資金を投じる先があるのかという疑問は生じる。投資先の米ウーバーやウィーワークが巨額赤字を計上するなど暗雲も垂れ込めるが、孫氏は「ユニコーンは過去10年間で社数が70倍になった」と指摘する。AIであらゆる産業の既存のビジネスモデルを大きく変えるユニコーンが、まだまだ出てくるとみているようだ。

柳井氏は、6月の株主総会で「(孫氏は)行きすぎると転ぶ」「株主から勇気をもらいすぎると暴走しかねない」とクギを刺した。2号ファンドは早ければ9月、遅くとも11月には運用を始める見込みだ。さらなる飛躍の幕開けか、暴走の始まりか。孫社長の“稀代の投資家”としての真価が問われそうだ。

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山田 雄一郎:東洋経済 記者

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