「エクリプスクロス」のディーゼルは何が違う? 6月にディーゼル追加、試乗会で感じたことは

東洋経済オンライン / 2019年8月23日 7時20分

今年6月に待望のディーゼルモデルが加わった三菱自動車の「エクリプスクロス」(写真:三菱自動車)

グローバルカーという言葉の定義にはさまざまな解釈があるが、三菱自動車のコンパクトSUV「エクリプスクロス」もその一台に入るのではないか……。

エクリプスクロスは2017年の発売以来、約100カ国に対して19万7000台が出荷された(2019年5月末現在)。2018年からは日本市場でも販売がスタートし、SUV人気を追い風に販売台数を順当に伸ばしている。

デビュー当初のパワートレーンは1種類のみで、直列4気筒1.5L直噴DOHCターボエンジンにトランスミッションにはCVTを組み合わせていたが、2019年6月に待望のディーゼルエンジン(直列4気筒2.2L直噴DOHCディーゼルターボエンジンで145PS/38.7kgf・mを発揮)と8速ATが組み合わされた「エクリプスクロス ディーゼルモデル」が加わった。

■近年のディーゼル車の特徴は?

日本の乗用車市場では、2012年2月にマツダが発売したSUV「CX-5」以降、ディーゼル人気がじわじわと続く。そのCX-5をはじめ、マツダ各モデルには現在も「SKYACTIV-D」を名乗る直列4気筒2.2L&1.8Lの直噴DOHCディーゼルターボエンジンが搭載されている。

特徴は、低圧縮比化(2.2Lの2012年の第1世代は14.0で、2017年からの第2世代は14.4)するなどの新しい燃焼技術によって、高価なNOx後処理装置である「SCR触媒」を必要としないこと。また当時、世界でもっとも厳しい規制値とされていたポスト新長期規制をクリアしたことから「クリーンディーゼル」とも呼ばれた。

追加されたエクリプスクロスのディーゼルモデルは、最新の「平成30年規制」をクリアしたクリーンディーゼルだ。今回の試乗では気持ちのよい走りをオンロードとオフロード、ともに堪能することができた。最初に舗装されたオンロードでの走りだが、1.5Lガソリンターボエンジンの約1.6倍(カタログ値)に達するトルク値によって全域にわたり重厚で、ワンランク車格を上げたかのようなゆとりある走りが体感できた。

こうしたゆとりある走りを感じるのはアクセルペダルをジンワリ踏み込んだ状態で、具体的には50~60km/h程度まで静かに加速させていく場面。つまり一般的な走行シーンだ。トルク値を調べてみると、アイドリング回転数直上の1000回転あたりから急激にトルクカーブが立ち上がり2000回転で最大値である38.7kgf・mを達成する。

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