実は怖い初秋の「紫外線」が頭皮をダメにする 肌だけケアしていればセーフではない

東洋経済オンライン / 2019年8月28日 8時30分

秋は髪の健康にとって重要なシーズンだ(写真:プラナ/PIXTA)

現代の女性たちは、1人の女性として、部下や後輩を持つ上司・先輩として、妻や母、娘として、さまざまな役割を担っています。仕事に趣味、家事や育児、介護などを同時にこなす女性も多く、多岐にわたる悩みやストレスを抱えていらっしゃる方も少なくありません。

私が院長を務める「Dクリニック東京 ウィメンズ」でも、多くの女性が悩みや不安、心身の不調を聞き、その方らしい充実した生活を送れるように、医療面からサポートしています。

■頭髪専門外来を訪れる人は10年で7倍に

近年はとくに、女性頭髪専門外来を訪れる患者さんが増えていると感じます。それだけ、薄毛や抜け毛に悩む女性が多いということでしょう。実際、2007年には約3000人だった患者様数が、2017年には2万人超、2018年には約2万3000人と、7倍以上に急増しています。

昔から「髪はオンナの命」といわれますが、身体だけでなく、髪も年齢とともに変化していきます。髪の密度は20代がピークで、太さは35歳がピークとなり、その後は徐々に、密度も太さも衰えていきます。すると、だんだんと髪のハリやコシがなくなり、うねりが目立つようになっていきます。そして、40歳前後になると、白髪や抜け毛、薄毛など、急に加齢による変化を感じる女性が増えます。

女性頭髪専門外来には10代~90代までさまざまな悩みを抱えた人が訪れますが、最も多いのが40代です。女性の薄毛の原因は主に、血流の低下やホルモンバランスの乱れが原因となることが多いのですが、ストレスや遺伝的な要素など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。

例えば、20代から40代の女性は過度なダイエットや出産によるホルモンバランスの変化が、40代以上の方は閉経に向かってのホルモンバランスの変化が大きく影響します。その他、心身のストレス負荷はもちろんのこと、食生活の乱れや睡眠の質の低下、喫煙など、生活習慣も関与しています。1人ひとり原因が異なり、その原因によって対処法も違ってくるので、まずは現状を把握することが大切です。

夏から秋に向かう今の時期は、夏休みに国内外への旅行やレジャー、ゴルフなどのスポーツを楽しまれた人が多く、より注意深く頭皮の状態を観察します。なぜなら、夏の強い日差しによるダメージを受けている場合が多いからです。

先日も、海外でゴルフを楽しまれた40代の女性のAさんが検診に訪れ、「紫外線対策はバッチリしていたので、ほとんど日焼けはしていないでしょ?」と、腕や首元の肌を見せてくれました。確かに、日焼けの跡は見られません。「本当ですね」と言うと、うれしそうにこんなことも伝えてくれました。「やっぱりシミが気になるから、顔はとくに日焼け止めをこまめに塗って、サンバイザーでしっかりガードしていたんです」。

■炎症を起こすと頭皮が乾燥状態に

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