実は怖い初秋の「紫外線」が頭皮をダメにする 肌だけケアしていればセーフではない

東洋経済オンライン / 2019年8月28日 8時30分

街中で、顔全体を覆い隠す溶接工のようなサンバイザーをかぶり、腕にはアームカバーをされた女性によく遭遇するのも、その表れの1つだと思います。顔や腕はあれだけしっかりガードしているのに、“顔隠して、頭隠さず”の状態になってしまっているのがもどかしく、つい「アタマを忘れていますよ!」と声をかけたくなってしまいます。

紫外線によるダメージは、頭皮の日焼けや乾燥だけでなく、枝毛や切れ毛、パサつき、脱色など、毛髪のトラブルも起こします。Aさんも頭皮の乾燥だけでなく、髪のパサつきも進んでいました。「そのままにしていると、乾燥で浮いた頭皮がフケのようにパラパラと落ちてきてしまうので、頭皮専用の保湿剤を処方しておきますね」と伝えると、Aさんはホッとした様子でした。

そして、ゴルフのときはサンバイザーではなく、通気性のいいUVケアの帽子をかぶること、日焼け止めは顔や体だけでなく、頭皮や髪用のものもあるので、それもぜひ使ってほしいこと、しばらくの間はパーマやカラーリングは控えたほうがいいことなどをアドバイスしたところ、「わかりました! 9月の連休にもバリでゴルフをする予定なので、ちゃんと帽子をかぶります」とのこと。

少し涼しくなったといっても、9、10月の紫外線量は初夏と同じくらいあるので、しっかりケアをしたいものです。

近年の夏は命に関わるほどの暑さで、体力も奪われがちです。今の時期は夏の疲れが出ないよう、体調にも注意が必要です。免疫力が落ちると、抜け毛が増えたり、健康な髪が生えにくくなったりします。

大きな病気をしたり、精神的にショックな出来事が起きたりしたときに、白髪が増えた、髪がごそっと抜けてしまった……といった話を聞いたことはないでしょうか。人間の体は危機的な状況になると、命にかかわるところから免疫機能が働くので、それ以外の髪や肌、爪といった部分が犠牲になってしまうのです。

皆さんも夏バテや秋バテをしないよう、バランスのよい食事や睡眠をしっかり取るように心がけていただきたいと思います。秋のレジャーを楽しむときも、紫外線対策はお忘れなく。

浜中 聡子:Dクリニック東京 ウィメンズ院長

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