「いい人が集まらない」と嘆く会社のダメ共通点 採用がうまくいかない会社の3つの理由

東洋経済オンライン / 2019年8月30日 8時0分

「なぜいい人材が来てくれないのか?」と悩んでいる経営者や人事担当者は、ある勘違いをしているようです。その理由とは?(写真:hanack/PIXTA)

世の中には、2種類の会社があります。それは、採用がうまくいっている会社とうまくいっていない会社です。採用がうまくいっている会社はいい人材が集まり、新しいことにチャレンジできるので、業績を伸ばし続けています。一方で、採用がうまくいっていない会社は、新しいことにチャレンジできず、現状維持が精いっぱいとなり、外部環境の急激な変化に対応できずにいます。

採用コンサルタントとして多くの中小企業の支援をする酒井利昌氏は、「いい採用ができない会社に共通する3つの理由がある」と言います。その理由を同氏の著書『いい人財が集まる会社の採用の思考法』から一部抜粋し、再構成のうえお届けします。

■採用がうまくいかない根本的な原因

突然ですが、採用がうまくいっていないと悩んでいる経営者、採用ご担当者に質問です。

「あなたの会社の採用がうまくいっていない理由は何ですか?」

この質問に対して、どんな答えが浮かんだでしょうか? 私は、採用・営業のコンサルティングをしています。多くの会社で、コンサルティングをしていると、結果を出している営業パーソンと結果を出せていない営業パーソンには、決定的な違いがあることがわかります。それは、トークスキルなどではありません。

「思考のクセ」の差です。具体的に言えば、ある問題が発生したときに、その原因を「自責」にするか「他責」にするかの違いです。口癖のように、「当社商品は▲▲だから売れない」「このエリアは▽▽だから売れない」といったような発言をする営業パーソンがいます。

つまり、売れないのは「自社の商品のせい」「担当しているエリアのせい」と言うのです。しかし、社内には、その商品で結果を出している営業パーソンもいます。同じエリア、同じ規模の会社を担当している営業パーソンで、圧倒的な結果を出している人もいます。

つまり、自分以外の何かのせいにして、「やるべきことをやっていないだけでしょ」ということです。売れない原因を自分の外に求めるか、自分の内に求めるか、この思考習慣のクセは大きな成果の差を生み出すものです。

では、先ほどの質問に戻ります。

「あなたの会社の採用がうまくいっていない理由は何ですか?」

「少子化だから」「売り手市場だから」「中小企業だから」「不人気業界だから」「給料が安いから」「立地が悪いから」――。

もし、このようなことを1ミリでも思っているとしたら、結果を出せていない営業パーソンと同じ思考です。この思考パターンを切り替えていく必要があります。なぜなら、同じ売り手市場において、同規模の中小企業でも、同業界の企業でも、採用がうまくいっている会社はあるのですから。

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