1日「たった4分」の運動で身体能力が若返るワケ 血糖値も肝機能も改善する!

東洋経済オンライン / 2019年9月8日 7時20分

HIITは体力づくりやダイエットだけでなく、血糖値改善や心筋梗塞患者のリハビリ目的にまで使われているそうです(写真:buritora/PIXTA)

年を取るにつれて、体力の衰えや認知機能の低下など健康面での心配が増えていきます。しかし、本格的な運動や脳のトレーニングとなるとなかなか実行できないという人は多いかもしれません。そんな人々のために医師であり科学者でもある川田浩志氏が勧めるのが、HIITという最新トレーニングです。

有酸素運動と無酸素運動が一度にできて、しかも毎日数分で大きな効果が出るというこの運動法は、体力づくりやダイエットはもちろんのこと、認知機能の向上効果も検証されているのだそう。さらに今や最新医療の現場では2型糖尿病患者の血糖値改善や心筋梗塞患者のリハビリ目的にまで使われています。その最新のトレーニングについて話を聞きました。

■「筋トレ+脂肪燃焼」のダブル効果がある夢の運動法

「運動は体に悪い」なんていう珍説もありますが、医師の立場から言うと、バランスのよい食事と適度な運動は健康に欠かせません。ただ、やみくもに運動をしても効果がなかったり、身体を痛めてしまったりということはあるかもしれません。

そこで、私がオススメしたいのが、今世界の医師も注目している「HIIT(ヒット)」という最新トレーニングです。

ご存じの方もいると思いますが、「高強度(High Intensity)の負荷のかかる運動と休憩を短い間隔(Interval)で繰り返すトレーニング(Training)」のこと。

特別な器具や難しい動きなどは必要なく、既存の運動、例えばスクワットやバーピーなどを高速(全力)で短時間行い、休息(または負荷のかからない運動)を挟んで再び高速運動を短時間行う、ということを数セット繰り返すトレーニング方法です。

このトレーニングのすごいところは、「有酸素運動」と「無酸素運動」両方の運動効果が得られること。これにより、実質1分ほどの短時間の運動でも、軽めの運動45分に匹敵する運動効果が認められているのです。

では、実際の効果を見てみましょう。

人の「持久力」「スタミナ」「体力」といったものを推し量る重要なバロメーターは、「最大酸素摂取量」です。これは簡単にいうと、「エネルギーを生み出す燃料として、どれだけ多くの酸素を使えるか」を示す数値のこと。段階的に負荷を増していき、負荷を増してもそれ以上は酸素消費が変化しなくなったときの酸素摂取量が、最大酸素摂取量となります。

最大酸素摂取量は年齢とともに低下するので、最大酸素摂取量が増加するということは、身体能力の若返りを意味します。

■HIITとほかの2種類の運動効果を比較

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