忘れっぽい人でも「記憶力」をぐんと伸ばすコツ 記憶力日本一が教える覚える力アップの秘策

東洋経済オンライン / 2019年9月11日 8時30分

一方、名前はなかなか記憶できないのに、相手の仕事や趣味などは覚えられる、ということはありませんか。それは仕事や趣味などはイメージできるからです。本人が取り組むところを無意識にイメージと結びつけるため、名前より覚えやすいのです。だから文字情報である名前のほうをイメージに変えて、覚えやすい形にしましょう。名前から勝手に、性格や仕事、趣味や人間関係などを創作してしまうのです。

「大橋」さんだったら「大きい橋からバンジージャンプをするのが趣味の人」など、自由にイメージをつくってしまいます。「安藤」さんなら「(あんドー)ナツ大好物でいつも袋を抱えて食べている人」とダジャレにしてもいいでしょう。有名人や知り合いと同じ名前であればそれも利用します。「坂本」さんなら「坂本龍馬の子孫」と勝手に創作してかまいません。

重要なのは、イメージに本人の顔を必ず登場させること。先ほどの例であれば、大橋さん自身が大きな橋からバンジージャンプをする映像を思い浮かべます。本人を登場させることが、映像情報としての顔と、文字情報としての名前を結び付ける役割を果たすのです。ですから名前を思い出すときは、イメージ全体を思い出すだけ。イメージ内に顔と名前が入っているので、いもづる式に名前も思い出せます。

「いきなり名前をイメージに変えるといっても、難しい」という方のためにオリジナルドリルをお出しします。

その前にまずは「イメージの力」の簡単なチェックをしてみましょう。下の「形」を隠しながら下の文章を読み、図をイメージしてください。イメージできたら下の「形」から正しいものを選びましょう。

問題:正方形の中に円が接しています。正方形と円に挟まれた部分は黒く塗りつぶされています。正方形と円の接点から縦と横に2本、円の直径がひかれています。その直径の両端4カ所に外側から黒い三角形が頂点で接しています

どれが正解かわかりましたか? 答えは「B」です。

本来脳はイメージで考えることがとても得意なため、イメージを使ってものごとを覚えたほうが楽ということはお話ししました。ですが今回のように、文章に合わせた正確なイメージをつくるのは、案外苦労したのではないでしょうか。普段書いたり読んだりするときに、文字の状態で頭に入れるクセがついていると、イメージ変換の力は鈍ってしまいます。

■イメージ変換の訓練

続いてイメージ変換が得意になっていくドリルの一例をご紹介します。

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