20代の「結婚相談所」利用がじわり増える背景 自分のペースで効率よく、恋の痛手も最小限

東洋経済オンライン / 2019年9月14日 7時20分

20代が結婚相談所の利用に関心を高めている理由とは?(写真:ふじよ/PIXTA)

電車広告やテレビCMでも、以前と比べて「婚活サービス」の文字を目にする機会は増え、サービス提供会社の増加傾向も見られます。元来、結婚に第三者が介在する「婚活サービス」、いわゆる結婚相談所には「結婚相手を見つけるための最終手段」といった、どちらかというとネガティブなイメージがつきものでした。

ですが、現在その状況は変化しつつあり、より身近なサービスとして受け入れられるようになっています。その背景を、結婚を希望する人たちの意識や行動、取り巻く環境をデータを踏まえながら解説したいと思います。

■ミレニアル世代注目の結婚手段はお見合い?

2016(平成28)年の内閣府による調べでは、年間婚姻件数は62万531組、婚姻率(人口1000人当たりの婚姻件数)は5.0%と過去最低を記録しています。2013(平成25)年版厚生労働白書によると、「人は結婚するのが当たり前だ」という結婚観は1984年61.9%だったのに対し、2008年には35%にまで減少しています。今、結婚は「する」「しない」を選択する時代になったといえます。

しかし、結婚を否定する人が増えたわけではありません。内閣府が2014(平成26)年に行った「結婚・家族形成に関する意識調査」では、20~30代未婚者の77.7%が結婚を望むという結果が出ています。では彼らはどのように結婚への道をたどるのでしょう。

そこで注目したいのは、その手法です。時代をさかのぼると、50年前は「結婚」は家族と家族の結びつきの象徴とされ、家族やその周囲からの紹介「お見合い」で成立していました。その後は、女性の社会進出やバブル景気も追い風となって「恋愛結婚」が進んでいきました。まさにその流れを受けて「恋愛結婚」が主流の現代で、今は結婚への手法に変化が起きています。

リクルートブライダル総研が発表した「婚活実態調査2019」を見ると、2018年に結婚した方たちの中で、婚活サービス(結婚相談所、ネット系婚活サービス、婚活パーティ・イベント)を利用して結婚した人は約8人に1人でした。これは2000年以降、過去最高の数字となり、まさに手法として婚活サービスの利用が主流になって受け入れられていることがよくわかるのではないでしょうか。

■ネット系婚活サービスの利用者が多い

また、婚活サービスごとの利用経験割合を見ると、最も割合が高いのは、ネット系婚活サービス、次いで婚活パーティー・イベント、最後は、結婚相談所でした。利用者のボリュームゾーンである20代・30代が、思春期からスマホとともに過ごし、SNSでのコミュニケーションが主流であることからアプリ・ネット系人気はうなずけます。

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