「本を速く・忘れず」に読む脳科学から見た秘策 「時間がなくて本が読めない」がなくなる技

東洋経済オンライン / 2019年9月22日 8時10分

読書に割ける時間が短くても、本で得た知識を長期記憶として脳に定着させることができる高速読書とは(写真:bee32/iStock)

ビル・ゲイツ氏にマーク・ザッカーバーグ氏、イーロン・マスク氏、そしてウォーレン・バフェット氏。日本だとユニクロ創設者の柳井正氏や、楽天の三木谷浩史氏。彼らに共通することは何だろうか? 名だたる経営者、成功者であることはいわずもがな、実は彼らはみな読書家なのである。バフェット氏にいたっては、執務時間の8割は読書に費やし、ビル・ゲイツ氏はどんなに忙しくても毎日1時間の読書は欠かさないという。

ある調査によると、財を成した大富豪の読書量は、年収300万円の人の38倍という結果もある。経営者であり投資家、脳科学者でありビジネス書作家の上岡正明氏が上梓した『死ぬほど読めて忘れない高速読書』から、一部を抜粋、再構成し「高速読書」の秘密に迫る。

■「高速読書」とは何か

もともと私は落ちこぼれでした。第1志望の大学に入学できず、就職先もなく、しばらく見習いの放送作家として食いつなぐ20代の日々。一念発起して起業してみたものの、知識も経験もなく、とにかく本をたくさん読んで自分を成長させたいという思いだけがありました。

しかし、机の上に積み上がった本を前にして途方に暮れます。買ったはいいが、仕事が忙しすぎて読む時間が全然ない。速読ができるようになればいいのですが、スクールや通信講座で学ぶ資金はありません。そこで速読に関する本を読み、眼球を動かすトレーニングや、右脳で読むといった、わかるようなわからない方法を試してみました。

その結論は、読んだ気にはなるが、全然覚えていませんでした。もちろん速読によって内容を記憶できるという方はいるのかもしれません。でも私の能力では不可能でした。

そこで私は、自ら脳科学を研究して、自力で速読するための方法を模索していきました。どうすれば「①速くたくさん読めて」「②しかも内容を忘れず」「③それを仕事にアウトプットできるか」を念頭に、読書と日々の仕事を連携させながら、トライ&エラーを繰り返して工夫を重ねていきました。

そうして生まれたのが、何の才能も能力もない私でも実践できた読書術、高速読書なのです。脳科学に裏付けられた読み方ですので、変な話、「脳がある人」ならば誰でも実践することができます。

高速読書なら、本で得た知識を長期記憶として脳に定着させることができるので、一度身に付いた知識やスキルを忘れません。なぜこんなことが可能かというと、最新の脳科学に裏付けられた読書術だからです。

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