他人と比べて「自分は不幸」という思考は危険だ まずは「本当の気持ち」を知る訓練を始めよう

東洋経済オンライン / 2019年10月14日 7時25分

つねに自分の心が正確にわかるという実感がありますか?(写真:Pangaea/PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

つねに自分の心が正確にわかるという実感のある方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。「本当はどうしたいのか?」と自分自身に問いたくなる瞬間があるように、私たちは自分自身の気持ちを捉えることが難しい傾向にあります。

自分の立場や周りの人の意見、こうあるべきといった考えのフィルターがかかり、本来の感情が見えづらくなることがあるからです。自分の嫌な部分を直視したくない思いもあるでしょう。また、誰しも心のままには生きられないので、自分の心を見ないようにしているほうが楽なこともあります。

■知らず知らずのうちに心がわかりづらくなる

さらには、我慢したり遠慮したりを繰り返しているうちに、知らず知らずのうちに自分を抑圧してしまい、わかりづらくなる場合も多いのです。

そもそも自分の気持ちがつかみづらいと、「楽しいことがわからない」「やりたいことが見つからない」といった無気力につながりかねません。自分にとって不都合なことを見ないようにすると、有益なものも見失いがちだからです。よって、よりよい毎日を送るためには、自分の気持ちに向き合う意識が必要です。

まずは、物事に直面したときに「どんなことを感じたか?」を自ら問うことを取り入れてみましょう。

最初からうまくはいきませんので、食事をしたときに漫然と「おいしい」だけではなく、「魚の焼き加減が好みでおいしい」「スープに入っていたチーズの香りが好き」など、何に対して気持ちが向いたかを具体的に考えることから始めてみてください。

仕事をしていて「つらい」と感じたときも、何に対してどうつらく感じたのかを考えることが大切です。例えば、○○さんの一言だった場合に、その一言のどの部分が自分を不快にさせたのか、作業ミスをしたときに、こんなに不快になるのは何に対してなのか、と自分の状況を見つめることを繰り返すことで、自分の気持ちにフォーカスする感覚が養われます。

すると、やみくもに苛立つことや、わけがわからない悲しさを感じにくくなり、何に対して気持ちが動いたのかを自覚できるようになるのです。それによって、すべてではありませんが、リカバリーの方法を見つけられたり、原因自体を取り除いたり、遠ざけることが可能になります。

さらに、確固たる自己が認識できると人に振り回されにくくなります。もちろん人に意見されたり、批判を受けたりすると少なからず気持ちは動きます。しかし、自分の価値観や意思を認識できているときは、振れ幅は小さくて済みます。

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