ローソンが「100円タピオカ」を実現できたワケ 先発のファミマは「たっぷり」タイプで勝負

東洋経済オンライン / 2019年10月16日 7時0分

また、タピオカ商品を出しているどこのチェーンやメーカーにも言えることだろうが、大ブームによってタピオカの原材料が非常に品薄になっている状態とのこと。ローソンストア100でも、さまざまな原材料メーカーにあたり、全店での販売に耐える量を確保したそうだ。また、製造ラインの確保にも苦労した。

「タピオカミルクティーは『飲料』に『固形物』を充填するという特殊な工程が必要ですが、それができる飲料メーカーは限られています。ローソンストア100で販売しているスムージーのメーカーが製造できるようになったことから、今回販売が可能になりました」(森氏)

ここで、専門店のタピオカドリンクと、コンビニのチルドコーナーで販売されているタピオカドリンクの決定的な違いについて説明しておこう。

タピオカドリンクのおいしさの大部分を占めているのが、弾力があってモチモチしている、タピオカの食感だ。原料となるキャッサバという芋のでんぷんが、この特有の食感を生み出している。しかし、時間が経つと劣化してかたくなり、さらに溶けてねばりが増し、タピオカ同士がくっついてしまうという難点がある。つまりタピオカのおいしさは、鮮度にかかっているわけだ。

一方、流通にのせるタピオカドリンクは、時間を置いても品質や味が保たれる必要がある。こうした条件で、いかにタピオカらしいタピオカを作るかということが、メーカーに課された使命になる。

今回発売のタピオカミルクティーでは、主成分のキャッサバ粉にこんにゃく粉を混ぜることで、粒同士がくっついたり、かたくなることを防止している。またミルクティーのおいしさにもこだわり、インド地方のアッサム茶葉を使用した。開発には半年かかったそうだ。

■大容量なファミリーマートのタピオカミルクティー

一方、ファミリーマートでは、実は2009年からタピオカミルクティーを販売。業界では「第2次タピオカブーム」と呼ばれている時期にあたる。以来、細かなブラッシュアップを繰り返したり、アイテム数を増やしながら継続して販売してきた。そして7月16日には、400gの大容量でその名も「たっぷりなタピオカミルクティー」(258円税別)を発売。タピオカ量も50gとたっぷりだ。

「商品コンセプトは『たっぷり』です。近年、たっぷり飲みたいというニーズが高まっています。ペットボトル飲料も徐々に大容量化してきていることにお気づきかと思います。

背景には、働き方の変化で『ちびダラ飲み』が増えてきたことがあります。オフィスのデスクで飲みながら働くということが普通になっている。そういった方には、大型のほうがコスパがいい、ということです」(ファミリーマートチルド飲料・冷食開発担当の横田耕平氏)

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