常勝バイク「インディアン」最新モデルの深み 「FTR1200S」レースレプリカモデルに試乗!

東洋経済オンライン / 2019年10月22日 7時20分

FTR 1200Sはインディアンモーターサイクルから発表されたアメリカのバイクだ。写真はすべてレースレプリカモデル。価格は236万4000円~だ(東洋経済オンライン編集部撮影)

2017年、アメリカ本国で発表されようやく2019年に日本での発売も開始されたバイク「インディアンFTR1200S レースレプリカ」を試乗する事となった。

今までにないアメリカンVツインエンジンのスポーツ性の高さに驚かされ、エンジン剝き出しなネイキッドモデルの新しい表情を見せるこのマシンを紹介する前に、インディアンというブランドを簡単に振り返ってみよう。

■インディアンはレースで3連覇を果たした

アメリカでの2輪モータースポーツのメジャーシリーズといえば、100年の歴史に達しようとするアメリカンフラットトラックだろう。単調なオーバルコース、小さなコースであればハーフマイル(800m)から大きなコースではマイルコース(1600m)の未舗装のコースを高速度で左回りをする競技だ。

4輪でいえばインディカー・シリーズやNASCAR(ナスカー)も同じくオーバルコース(こちらはアスファルト舗装)で競うので、印象がつかみやすいだろう。

2輪のアメリカンフラットトラックの最高峰クラスで圧倒的なスピードと信頼性を見せ3年連続の優勝を重ねたワークスマシンが「インディアンFTR750」で、そのマシンの公道用レーシングレプリカが今回試乗した「インディアンFTR1200S レースレプリカ」だ。

インディアンブランドの歴史は長く20世紀初頭の1901年にアメリカでは初の2輪車の製造販売を開始。その直後から革新的な技術チャレンジとして、Vツインエンジンの開発、直列4気筒エンジンの搭載、1気筒4バルブエンジンの開発、セミモノコックフレーム、現在では常識となった燃料タンク位置の決定などの実績がある。

さらに多くのスピードチャレンジと第1回デイトナ200マイル優勝にマン島では表彰台独占をはじめとする数々のレースに出場しながら開発を行って来た。しかし、第二次世界大戦中に軍需に対応しながらも、戦後には販売不振に陥る。

何度かの合併を繰り返しつつ、1950年代までレースの世界で活躍をしながらも倒産を迎える。その後も幾度にもわたる再建・倒産を繰り返しながらも、そのブランドを深く理解し、新しい製品、モーターサイクル作りを行う投資家との出会いに時間を必要とした。

そのため、インディアンブランドは伝説的なメーカーとして、その名だけが独り歩きをして来たのが実情だろう。

2005年には、アンソニー・ホプキンス演じるバート・マンローの実話『世界最速のインディアン』が公開されインディアンというブランディングに新しい流れが加わった。

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