なぜ経営陣は「困った上司」を野放しにするのか 部下をつぶす中間管理職には共通点がある

東洋経済オンライン / 2019年10月28日 7時20分

会社の上層部はなぜ「困った上司」を野放しにするのでしょうか(写真:xiangtao/PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

企業の中での相談業務をしていると、メンタル不調者や離職者の多い職場には、諸悪の根源であるキーパーソンがいる確率が高い傾向にあります。実際にカウンセリングをしていると、心身の不調を訴える方が、同じ上司の下で働いていることが判明することも珍しくないことですし、新しく配属された担当が1年と持たないことを繰り返している部署も目にします。

不調やトラブルの原因は、明らかにそこにいる「誰か」です。しかし、それをわかっている上層部は、見て見ぬふりをすることも多いのが現状です。

■「高ストレス」に分類される2つの特徴

心身の不調や休職・退職につながる「高ストレス」に分類される方々の特徴は2つあります。

1つ目は、過重労働や超過勤務といった物理的に仕事の負担が多く、時間や身体的に追い詰められる状況にあることです。そして、もう1つの特徴が、職場で相談できる上司がいないという点です。

仕事をしていればつねにさまざまな案件に対応しなければならず、イレギュラーな対応も出てきます。そんな中で、指導や指示を仰いだり、修正を試みたり、ちょっとしたアドバイスやフォローサポートを受けられるということが何よりも重要です。

そのためには日々のコミュニケーションが欠かせず、普段会話もしていない人といきなり会話ができないのと同じように、良好なコミュニケーションが取れていないと、些細なことで指示を仰ぐことや、相談をすることを躊躇します。そういう意味でも上司との関係性は、職場の環境を大いに左右する要素です。ただ要となるその上司が部下をつぶしてしまう現場が多くあるのは由々しき事態です。

1. 自己中心的

自分の信念を貫くというよりは、気分次第で対応を変えるのが特徴です。さっきまでいいと言っていたのに、急に方向転換をしたり、途中経過の報告が自分になかったなどを理由に、へそを曲げて進行案件を中断させることなどは日常茶飯事、そのときの上司の気分次第で理不尽に仕事をストップせざるをえず、遅延が起こったり、妨害されたりするので、現場は振り回されてしまいます。

2. 威圧的

とにかく、発言が高圧的で、「大きな声」「強い語気」「さげすむような態度」がセットになっている傾向があります。反対に「無表情」「嫌みっぽい」「返事をしない(こちらの話を聞いているのかわからないような態度)」のような静かに威圧するタイプの場合もあります。

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