「レクサスRX」は大胆な改良で何が変わったのか 大幅マイナーチェンジしたRXに試乗してみた

東洋経済オンライン / 2019年11月20日 7時30分

8月にマイナーチェンジを実施したレクサスのラグジュアリーSUV「RX」(筆者撮影)

ちょうど30年前にレクサスが始動し、その約10年後の1998年に、ラグジュアリーSUVパイオニアとして誕生したのが「RX」だ。

乗用車の快適性とドライビング性能にSUVの機能性を融合したRXは瞬く間にヒットモデルとなり、ヨーロッパのプレミアムブランドを中心に世界中の自動車メーカーが後を追った。さらに2000年代には、本格的なハイブリッド車である「RX400h」を設定。ラグジュアリーカー市場に新しい価値を持ち込み、電動化においても歴史に名を刻んだ。

2015年10月に登場した4代目となる現行RXも、変わることなく世界中で好調な売れ行きを見せている。そしてこのほど大がかりなマイナーチェンジを実施。ますます競争の激化する中、マーケットのメインプレイヤーであるRXが、その主役であり続けるべく、洗練されたデザイン、動的性能の向上、新技術を柱に多岐にわたる改良を行った。

■6人乗りのキャプテンシート仕様を追加

特筆すべき変更点として、3列シート車に6人乗りのキャプテンシート仕様の追加と、3列シートを後方へスライドできるようにしたことが挙げられる。通常のベンチシートだと乗り降りしにくい3列目へのアクセス性の改善と、2列目を特別感のあるシートにしたいという開発側の思いの両面を考え合わせた結果、6人乗りがベストと判断されたためだ。

RXの3列シート車は現行型の当初には存在しなかったところ、北米市場からの要望を受けて発売約1年後に設定され、さらに約1年後の2017年12月に日本市場にも投入された。ただし、販売比率は日本では1割程度にとどまり、北米でもそれほど高くない。参考まで、ハイブリッドの販売比率は日本が6~7割と多いのに対し、北米は逆に1割程度にとどまるが、最近は増えつつあるという。

販売比率が低迷していた主な理由として居住性の悪さが指摘されており、販売サイドからもお客さまにおすすめできないという声が上がっていた。そこで今回、しっかり座れる3列目シートを実現するため2ポジション化を図った。3列目シートは電動でアレンジ可能となっており、一度シートを格納してから、もう一度2秒間長押しするとシートの位置が電動で座面が沈み込むとともに95mm後方に下がる。これにより狭かった頭上と足元の空間が確保され、居住性はそこそこ改善した。

また、最近ではミニバンも2列目キャプテンシート仕様の販売比率が高まっているが、RXもこれで2列目の真ん中のスペースを通って3列目を行き来できるので、3列目にも楽に乗り込めるようになった。例えば子どもの送り迎えで近所の子どもも乗せて移動する際にも、ここが空いているおかげでより後席の乗員が一体となってわいわい楽しくすごしてもらうことができるようになった。

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