都心で買うなら「駅徒歩7分以内」物件一択のワケ 成毛眞氏「私が東京に住み続ける理由」

東洋経済オンライン / 2019年11月21日 7時40分

東京都内の都市風景(写真:たっきー/PIXTA)

今はお金を貯めるよりも、お金を稼ぐほうがはるかに楽な時代だ。20年前と比べたら、副業などでいろいろできるのだ。そして、何より大切なのは「お金をたくさん持って、何をしたいのか?」ということだ。

言い換えるなら、「一度きりの人生を自分らしく幸せに生きるためにお金がいくら必要か考えたことがありますか?」ということになる。

まずは、あなたにとって「幸せな人生」に必要な予算を考えてみるべきだ。まず考えるべきなのはゴールなのだ。今後の人生でいくら稼ぐ必要があるのか。満足のいく暮らしにいくらの資産が必要なのか。そのゴールの感覚がなければ、いざ資産を作ろうという段になって、お金を増やすことにも、守ることにも失敗する。

元日本マイクロソフト社長で「HONZ」代表、成毛眞氏の著書『金のなる人 お金をどんどん働かせ資産を増やす生き方』をもとに、本記事では誰しもの人生の予算において、大きなウェイトを占めるであろう、家や住む場所についてロジカルに考えてみる。

■東京に住み続ける理由

私が東京に住み続けている理由は、稼げるからに加えて、好きな歌舞伎を見るためだけにほかならない。基本、家にいるのが大好きで、あまり出歩きたくない。

だが、唯一ふらっと出かけてもいいと思うのは吉祥寺だ。近くに長く住んでいるというのもあるが、吉祥寺の地方都市感がちょうどいい。ジャズのライブハウスに行っても、小声で話していてもいいし、半分寝ながらでもいられるのが心地いい。表参道のブルーノートへ行くとなると、きちんとした洋服を着て、真剣に聞かなければならなくなる。

吉祥寺はハーモニカ横丁もすばらしい。ぎゅっと詰まっていて、博多の屋台みたいである。だが、吉祥寺に住むのがいいと思っているのは、田舎者だ。駅徒歩15~20分もざらで、吉祥寺には住宅地がない。吉祥寺をホームとするならば、住むべきは井の頭線の久我山、三鷹台、井の頭公園だ。

自分が家を買うとき、環八の外に住むのは決まっていた。環八を越えると値段ががくんと下がる。都心に住む人たちは、地方から出てきた成功者だ。自分が住む場所としては、違和感があった。それに比べ、武蔵野はずっと東京に住んでいる人が多く、本当の東京のような感じがする。

住む場所はある程度、住人の所得水準が高いところのほうがいいだろう。

住む場所にお金をかけるのは見えではない。安全を買うのだ。治安のよさ、悪さは殺人事件の発生率だけでは測れない。しかし、殺人事件の被害者の9割は犯人と面識があったという。隣人は危険のない人がいいだろう。警視庁の統計によると殺人に限らず犯罪の動機は、約4割がお金に起因する。

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