職場の「スメルハラスメント」は冬場こそ深刻だ 整髪料で「席替え」を要求される男性もいる

東洋経済オンライン / 2019年11月25日 7時50分

冬場はにおいのエチケットを怠りがち……。ちょっとした気配りが大切です(写真:プラナ/PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

日本人は、とかくにおいに敏感です。清潔や無臭といったワードに弱く、消臭に関する商品もたくさんあり、CMなどで目にしない日はないでしょう。

夏場は汗をかきやすいので、とりわけエチケットにも気を配る一方、冬場はさほど気にしないという方も多いのではないでしょうか。ところがにおい問題は、冬場のほうが起こりやすい現状があります。汗をかきやすい夏場はみんなが気を遣っているということもあるかもしれませんが、いわゆるにおいが問題でトラブルになる「スメルハラスメント」が職場で問題になるのも、寒い時期のほうが多いのです。

実際に相談事例が多いのは、以下のようなことです。

■においが問題でトラブルになるのは、どんなとき?

1.パーソナル加湿器による「アロマ」

乾燥が気になる季節になると、のどや肌をいたわり、風邪などを予防するために加湿器を使用される方も多いと思います。最近は、パーソナルなものも増えており、USB電源式のものなど卓上での使用も多くなっています。中には、アロマの機能が付属しているものがあり、加湿するとともに自分の好きな香りを発生させることができます。

これらを自宅などのプライベートな空間で楽しむことはまったく問題はないのですが、オフィスなどオフィシャルの場では、これが大きな問題になっています。香りの好き嫌いは非常に個人差があり、ある人によって心地よい香りでも、ある人にとっては不快で、気分が悪くなることがあるからです。

個人間はもとより、事業所内の加湿器を、社員のモチベーションを上げるための香りを発生させるという触れ込みで導入したことで、問題になったケースもあります。

2.締め切った部屋での「柔軟剤」

寒くなると、どうしても部屋の締め切りが多くなります。そんな中、狭い空間での香りの強い柔軟剤の問題は深刻です。夏場でもこの問題は、昨今増えているのですが、衣類が分厚くなる分、柔軟剤の香りをたっぷり含んでしまうことで、暖かい空間で余計に香りを強く感じやすくなります。

3.男性の「整髪料」

これで、職場の席替えを要求されることがしばしばあります。本人は、慣れていて気づかないようですが、周りの人にとっては非常に不快となります。特に、夏場と違い、洗髪の回数が減ってしまう方もいるようです。頭の皮脂腺は、顔の2倍といわれているように顔よりも念入りに洗う必要があるにもかかわらず、それを端折ってしまうためににおいがきつくなり、さらに強い整髪料の香りに混じって耐えがたいにおいになります。

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