ゴルフ「ZOZO」の会場アコーディアが目指す先 タイガー優勝の陰で舞台提供した習志野CC

東洋経済オンライン / 2019年11月29日 17時0分

2003年にフェニックス・リゾートでCFOに就任した理由も日本のゴルフ場の経営はどうなっているか、自分の目で見てみようと思い引き受けたという。

現在のアコーディア・ゴルフでは自身のアメリカでの経験や一般のゴルファーとして思うことを生かし「もっと多様性があり、敷居の高さをどうやったら取り払えるか。ゴルフ場を多数運営しているからこそ、マーケットに対応したさまざまなゴルフ場の在り方を実践できる。お客様が求めるものを提供できるのがビジネスの根幹だと思って取り組んでいる」という。

■今大会が習志野CC開催となったワケ

今回のZOZOチャンピオンシップは、なぜ習志野CCで開催となったのか?

その経緯を振り返ると2017年に米国シニアツアーであるPGAツアーチャンピオンズが、成田ゴルフ倶楽部で開催されたことがきっかけだ。

このコースを運営し、コース管理を含めPGAツアーから評価を得て信頼関係を構築していたことがある。また、ZOZOも本社のある千葉県で大会を開催したい意向もあった。来場者への対応、練習場の大きさ等で36ホールを持つゴルフ場がふさわしいこともあり、習志野CCに決まった。

今大会では、参加選手、PGAツアーともに、雨の降る前の木曜日のコース状態もよかったが、豪雨のあとのコースの回復状況もすばらしいと高評価であった。PGAツアーからは「最高のチーム」との評価を得たとのことである。とくに豪雨後の対応は通常29人しかいないが、近隣のグループのゴルフ場から機材、130人のコース管理の人員も投入し、早朝3時30分から整備にあたり10時からの試合スタート時間に間に合わせた。

単独のゴルフ場ではなかなかできないが、近隣でも複数のコースを運営している会社だからこそできたのかもしれない。

10月の開催に向けて、コース準備は今年3月から本格的に開始した。開催3カ月前からは毎月延べ1000人近くをコース管理に投入、大会の開催される10月には2231人投入したという。

また、開催にあたりPGAツアーのデニス・イングラム氏(PGAツアーのコース責任者)が来日し、コース管理者60人に研修会を実施して万全の体制を整えたそうだ。

習志野CCはキングコース、クイーンコース2つの18ホールを有するゴルフ場だ。コンポジットコース(複合コース)としてホールをピックアップし、18ホール、パー70、7041ヤードとしてのPGAツアーに対応するコースに仕上げた。コース整備を2時間で完了させてほしいとの要望にも応えるため、芝刈り機などの機材を43台から倍以上の99台に増やした。練習場もクイーンコースの5番、6番ホールを使い、それぞれ350ヤード超えを2カ所用意し、プロの練習環境を整えた。

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