レクサス初の電気自動車は、何がどう違うのか 日本では2021年前半の発売を予定している

東洋経済オンライン / 2020年3月30日 8時0分

2019年の広州モーターショーで世界初公開となったレクサス初の電気自動車市販モデル「UX300e」(写真:トヨタ自動車)

レクサス初のBEV(電気自動車)であるUX300eは、2019年に開催された広州モーターショー(11月22日~12月1日)で発表された。発表当時のプレスリリースには「UX300eは2020年以降、中国や欧州などを皮切りに順次発売し、日本での発売は、2021年前半を予定」とある。

そこで執筆時点(2020年2月19日)で新たな情報を得るためにレクサス広報部に確認を行ったのだが、「導入時期含め変更はない」とのこと。詳細が明らかになるのはもう少し先ということか……。

いずれにしろUX300eは、グローバル販売を行う量産乗用車というスタンスでは記念すべきトヨタ/レクサス初のBEVであり、そうした意味でも世界中から注目されている1台だ。

■航続距離は400km

筆者は幸運にも、そのUX300e(のプロトタイプ)に試乗することができた。試乗は約5kmのクローズド・テストコース1周と限られた条件だったが、走行フィールをさらりと確認するには十分。よって、本稿では、UX300eが披露する走りの一端をご紹介したいと思う。

判明している基本スペックは、150kW(204PS)/300Nmの「4KM」型モーターで前輪を駆動することと、二次電池として54.3kWhリチウムイオンバッテリーを搭載していること。航続距離(充電1回あたりの走行可能距離)は400km(NEDC計測値)で、ボディサイズは既存の内燃機関やハイブリッドシステムを搭載するUX(以下、UX)とほぼ同じ。充電時間は、急速DC充電で50分(最大125A、0~80%充電)、家庭用AC充電(200V、30A、0~100%)では7時間程度だ。

UX300eの二次電池は車体中央から後輪サスペンションの軸間部分に搭載される。また、重心位置はUXよりも低く抑えられ、カーブ時の車体傾きやサスペンションの動きを左右するロールセンター位置は、車体傾きを抑えるために上方へ移行させた。

よって、カーブに入った瞬間から終始、車体の傾きがグッと抑えられた安定した走りを見せる。試乗現場に居合わせた技術者によれば、「プラットフォーム(車体の土台)はUXと同じGA-C型を採用しつつ、車体下部を補強して同時にサスペンションの取り付け部分の剛性も向上させた」という。

加速フィールはどうか? 使い古されたフレーズながら、BEVの特徴として“鋭い加速”をイメージする読者も多いことだろう。確かに電動モーターの得意とする出力特性を前面に押し出し、初速からドンで前に出るBEVは今でも少なくない。

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