たいていの人は自分の「睡眠タイプ」を知らない 誰もが「朝型」なわけではないという事実

東洋経済オンライン / 2020年4月6日 9時45分

自分の「睡眠タイプ」を知ることで、よりよい眠りが得られるかもしれません(写真:PIXTA)

「睡眠負債」という言葉が流行になり、いま巷にはあらゆる快眠法が氾濫しています。ただ実際、これらの睡眠の情報には、「人にはそれぞれの睡眠タイプや置かれた事情がある」という前提が抜け落ちている──そう語るのは、『最強の睡眠 世界の最新論文と450年企業経営者による実践でついにわかった』著者の西川ユカコ氏だ。本記事では、本当にパフォーマンスを高めるための土台となる「自分の現状を把握する」方法を紹介する。

■自分だけの最適な睡眠時間を知るには

心身の最低限の健康を維持するために、1日6時間以上の睡眠は必須。高いパフォーマンスを発揮するためには、最低でも7時間は眠る必要がある。風邪ウイルスの感染予防にも、7時間以上の睡眠が必要です。

これは、誰にとっても基本の条件と考えていいでしょう。7時間以上をいかに確保し、かつ質のいいものにしていくかということが重要になります。ただ、人にはそれぞれの睡眠タイプや置かれた事情があります。まずは、「自分の現状はどうなんだ?」ということを把握することから始めましょう。

そのためには、平日・休日含め直近2週間ほど、どのような睡眠をとっているかを分析することをおすすめします。ノートや手帳に、眠っていた時間帯、時間数や、その日の気分や体調について書き出してみましょう。それだけで、「自分は案外、朝には弱くないのかもしれない」とか「7時間には全然、足りていない」などという気付きがあるはずです。

もう1つ、ぜひ参考にしてもらいたいのが、「ミュンヘンクロノタイプ」のセルフチェック。クロノタイプとは、「朝型・夜型」といった一人ひとりの時間に関するタイミングのことを指しています。インターネット上の「ミュンヘンクロノタイプ質問紙」のサイトを利用すれば、無料であなたに最適な寝付く時刻、起きる時刻、睡眠不足度、社会的ジェットラグの時間数などを分析してもらえます。

回答内容をこのウェブサイトの制作元である国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 睡眠・覚醒障害研究部の研究に利用してもいいと同意し、該当箇所にメールアドレスを入力します。すると、あなたのメールアドレスあてに、あなたに最適な「睡眠スケジュール(寝付く時刻、起きる時刻)」、あなたの「睡眠不足度」「社会的ジェットラグの時間数」の書かれたデータが届きます。

まず、データには、回答した人の「クロノタイプ」が示されています。これは休日の睡眠中央時刻(「眠りに落ちた時刻」と「朝起きた時刻」の中間時刻)によって判断されます。なぜ休日なのかというと、休日のほうがその人のクロノタイプが現れやすいからです。

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